「羽」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
「羽」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
羽觴を飛ばす(うしょうをとばす)
宴会などで人々が盛んに酒杯のやりとりをするようす。「羽觴」は羽を広げた雀をかたどった觴(さかずき)のことでそれを人々の間を飛ぶようにまわして酒盛りをする意から。
同じ羽の鳥は集まるものだ(おなじはねのとりはあつまるものだ)
趣味や物の見方が似通った者は、誘い合わせるまでもなく一つところへ寄り集まる。 英語のことわざが訳されて広まった言い方で、羽の色をそろえた鳥が群れをなして飛ぶさまにたとえている。
尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
落ちぶれて、みすぼらしい姿になることのたとえ。 鷹の尾と羽が傷ついてぼろぼろになるとの意から。
数を言うまい羽織りの紐(かずをいうまいはおりのひも)
言葉数が多ければそれだけ災いを招くから、思いついたことをむやみに口へ出すなという教え。 「数を言うまい羽織の紐よ、かたく結んで胸に置く」という俗謡の文句によるもので、紐を固く締めるように口も締めておけという言い方。
烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
髪の毛が、水に濡れた烏の羽のように、真っ黒で艶のあるようす。
孔雀は羽ゆえ人に捕らる(くじゃくははねゆえひとにとらる)
ほめられるほどの取り柄が、そこを狙われて身の仇になるということ。 孔雀は羽の美しさゆえに人の手にかかる、という言い方から。
白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)
数ある中から、これと名指しで選び出される。 もとは神が生贄の娘の家に印を残したという伝えに拠り、望まぬ役目を負わされる側にもいう。
積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
一枚では手に載せても分からぬほどの重さでも、舟底に積み上がればその舟を水の底へ沈める。ごく軽いものが数を得たとき、支えていたはずのものを壊す側に回る。 張儀が魏王を説くのに用いた言葉とされる。
切羽詰まる(せっぱつまる)
どうすることもできない状態に追い詰められること。 「切羽」は日本刀の鍔の前後の両面に添える金属のこと。 刀の構造上、切羽が詰まることは考えにくいことから、詰まる部分は鎺(はばき)と考えられ、これが詰まると鞘から刀が抜けなくなることから。 また、もとは違う言葉が「切羽」に置き換わったともいわれる。
弦なき弓に羽抜け鳥(つるなきゆみにはぬけどり)
弦を張っていない弓と、羽の生え変わる時季で飛べなくなった鳥。 どちらも肝心の一つを欠いているために持ち前の働きがまるで出せず、手の打ちようもないさまをいう。
羽が利く(はがきく)
勢いがあって、思うままに振る舞うことができる。世間で有力な立場にあり、無理が通る。金銭的な力がある。羽振りがよい。
羽を伸ばす(はねをのばす)
束縛するものがなくなって、気ままに行動すること。
羽振りがいい(はぶりがいい)
懐にも肩書きにも余裕があり、周りがその人の顔色をうかがうほどになっている。金離れのよさや大きな態度になって外へ現れる。
羽目になる(はめになる)
望んでいなかった役回りを、断りきれずに背負うこと。周りの流れに押し出されて、引き受けるほかなくなった形をいう。
羽目を外す(はめをはずす)
調子に乗って度を越すこと。「羽目」は馬の口に銜えさせる馬銜(はみ)が転じたものといわれ、この馬銜を外された馬が走り回る意から。
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