「初」を含む故事・ことわざ・慣用句
「初」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
最初で最後(さいしょでさいご)
一度だけで二度はないこと。一度きりであること。
初心に返る(しょしんにかえる)
物事を始めようとした時の気持ちを思い出し、その気持ちをもって物事に取り組むこと。
初心忘るべからず(しょしんわするべからず)
ものごとを始めた時の謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないということ。
初日が出る(しょにちがでる)
相撲で、その場所で負け続けていた力士が初めて勝つこと。
短気は未練の初め(たんきはみれんのはじめ)
短気を起こすと後悔することになり、未練が生じて苦しむことになるということ。
初めの勝ちは糞勝ち(はじめのかちはくそがち)
勝負で最初に勝つのは当てにならないということ。 「初めの勝ちは糞勝ち」「早勝ちは糞勝ち」ともいう。
初物七十五日(はつものしちじゅうごにち)
その年の初めての収穫品を食べると、寿命が七十五日延びるということ。
人の初事は咎めぬもの(ひとのういごとはとがめぬもの)
初恋に悩む人間の言葉は、たとえ誤りがあっても、咎めたりしないものだということ。「初言」は初めて言う言葉。転じて、初めて恋人に語りかける言葉。
目には青葉、山時鳥、初鰹(めにはあおば、やまほととぎす、はつがつお)
初夏のさわやかな風物を並べたことば。江戸時代の俳人山口素堂の句。