現金掛け値なし
ことわざ「現金掛け値なし」の意味・読み方を解説します。
現金掛け値なし
げんきんかけねなし
| 言葉 | 現金掛け値なし |
|---|---|
| 読み方 | げんきんかけねなし |
| 意味 | 最初は、店が品物を売るときの決まりごとを指した言葉。代金を後でまとめて受け取る約束で売る「掛け売り」をせず、本当の値段より高めに言っておく「掛け値」もしないで、決めておいた値段のとおりに、その場で現金と引きかえに品物を売る方式である。三井越後屋という江戸の呉服屋が、元禄(一六八八〜一七〇四年)のころに始めた売り方だと言われる。
やがて商いの場から離れ、うそやごまかしがひとつも混じらず、口にしたことに少しの上乗せもない、その様子のたとえとして広まった。誰かの話や振る舞いが本物であることを示すのにも使う。 後半と同じ形の掛け値なしは、それだけで一つの言い回しになっており、物事を大げさに飾らず、見たまま聞いたままを伝える意味で使う。 |
| 例文 | あの八百屋は昔から現金掛け値なしが決まりで、札に書いた値段から一円もまけないし、つけ払いも受けつけない。 |
| 場面 | 偽りのない / 商売 |
| 使用漢字 | 現 / 金 / 掛 / 値 |
「現」を含むことわざ
- 現を抜かす(うつつをぬかす)
- 思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
- 隠すより現る(かくすよりあらわる)
- 隠れたるより現るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)
- 現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
- 酒は本心を現す(さけはほんしんをあらわす)
- 蛇は寸にしてその気を現す(じゃはすんにしてそのきをあらわす)
- 姿は俗性を現す(すがたはぞくしょうをあらわす)
- 頭角を現す(とうかくをあらわす)
- 馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)
「金」を含むことわざ
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 麻を荷って金を捨てる(あさをになってかねをすてる)
- 値千金(あたいせんきん)
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- ありそうでないのが金(ありそうでないのがかね)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 砂に黄金、泥に蓮(いさごにこがね、でいにはちす)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
「掛」を含むことわざ
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 圧力を掛ける(あつりょくをかける)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
- 鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
- 息が掛かる(いきがかかる)
- 行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)
- 腕に縒りを掛ける(うでによりをかける)
- 得手に帆を掛ける(えてにほをかける)
- エンジンが掛かる(えんじんがかかる)
