勝地、定主無し
ことわざ「勝地、定主無し」の意味・読み方・異形などを解説します。
勝地、定主無し
しょうち、ていしゅなし
| 言葉 | 勝地、定主無し |
|---|---|
| 読み方 | しょうち、ていしゅなし |
| 意味 | 美しい景色の土地は、だれか一人が独り占めするためにあるのではない。訪れた人はみな、その眺めを自分のもののように思って、思う存分味わってかまわないのだと説く。
「勝地」は景色のすぐれた土地、「定主」はもともと決まっている持ち主の意。 唐の詩人白居易(白楽天)が、峰々の奥にある雲居寺という寺を訪ねたときの詩に「勝地本来定主無し、大都山は山を愛する人に属す」(眺めのすぐれた場所に、初めから決まった主人などいない。山はおおかた、山を愛する者のものである)と詠んだ。この句を縮めて言ったもの。 山や川の眺めを深く愛する気持ちを言う言葉に煙霞の痼疾がある。 |
| 例文 | 勝地、定主無しで、峠から見下ろすこの湖の眺めは、通りかかった者みんなのものだ。 |
| 出典 | 白居易「遊雲居寺贈穆三十六地主」 |
| 異形 | 勝地主なし(しょうちしゅなし) |
| 場面 | 美しい物 / 風流 |
| 使用語彙 | 勝地 / 無し |
| 使用漢字 | 勝 / 地 / 定 / 主 / 無 |
「勝」を含むことわざ
- あるはないに勝る(あるはないにまさる)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 言わぬは言うに勝る(いわぬはいうにまさる)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 男勝り(おとこまさり)
- 買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
- 勝ち馬に乗る(かちうまにのる)
- 勝ち鬨を挙げる(かちどきをあげる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
「地」を含むことわざ
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 意気地がない(いくじがない)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 意地が汚い(いじがきたない)
- 意地でも(いじでも)
- 意地になる(いじになる)
「定」を含むことわざ
- 案の定(あんのじょう)
- 生まれる前の襁褓定め(うまれるまえのむつきさだめ)
- 小田原評定(おだわらひょうじょう)
- 鼎を定む(かなえをさだむ)
- 勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
- 勘定高い(かんじょうだかい)
- 勘定に入れる(かんじょうにいれる)
- 棺を蓋いて事定まる(かんをおおいてことさだまる)
- 三度目は定の目(さんどめはじょうのめ)
- 生者必滅、会者定離(しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり)
「主」を含むことわざ
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 敢えて主とならず客となる(あえてしゅとならずきゃくとなる)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 家は弱かれ主は強かれ(いえはよわかれぬしはつよかれ)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 嘘と坊主の頭は結ったことがない(うそとぼうずのあたまはゆったことがない)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせ、ふうふはにせ、しゅじゅうはさんせ)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
