「かち」を含む故事・ことわざ・慣用句
「かち」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 17 件
頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
最初は威勢よく、だんだん勢いがなくなり、最後はだらしなくなること。
己に克ち、礼に復る(おのれにかち、れいにかえる)
理性と意思の力で欲望に打ち勝って、人として守るべき礼に従って行動すること。 「[[克己復礼*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1487.html]]」ともいう。
勝ち鬨を挙げる(かちどきをあげる)
試合や戦争などの戦いに勝利して喜ぶ。 「凱歌」は、勝利を祝う歌。 「挙げる」は「上げる」「挙げる」とも書く。
勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
試合などに勝ち、勝利を宣言すること。 相撲で、行司が力士の名を呼ぶ意から。
勝ちに乗ずる(かちにじょうずる)
勝った勢いのまま、つぎつぎに物事をおこなうこと。
渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
いつの間にか事件や争いなどのごたごたに引き込まれてしまうこと。 「渦中に巻き込まれる」ともいう。
火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
自分の利益にはならないにもかかわらず、危険をおかすことのたとえ。猿におだてられた猫が、いろりの中で焼けている栗を拾おうとして大やけどをしたというラ・フォンテーヌ(詩人)の寓話から。
勝ちを拾う(かちをひろう)
勝てそうになかった勝負などで、運よく勝利を得ること。
かちんと来る(かちんとくる)
相手の言動が気に障って、不快を感じること。 「かちん」は擬音語であり、かたい物がぶつかる音のこと。
修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)
天下を治めるには、まず自分の心と行いを正しくし、次に家庭を整え、次に国家を治めて天下を平和にすべきだということ。
天から降ったか地から湧いたか(てんからふったかちからわいたか)
それまでなかったものがいきなり現れて不可解な様子。
逃げるが勝ち(にげるがかち)
場合によっては、その場は逃げるほうが結局は勝利を得られるということ。
籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す(はかりごとをいあくにめぐらし、かちをせんりのほかにけっす)
計画や戦略の巧妙なことのたとえ。 「籌」は計略、「帷幄」は幕を張りめぐらした本陣、「千里の外」は遠い場所のこと。 本陣で計略を練り、遠く離れた戦場で勝利するとの意から。 「籌策を帷幄の中に運らし、勝ちを千里の外に決す」ともいう。
初めの勝ちは糞勝ち(はじめのかちはくそがち)
勝負で最初に勝つのは当てにならないということ。 「初めの勝ちは糞勝ち」「早勝ちは糞勝ち」ともいう。
早いが勝ち(はやいがかち)
何事も人より早いほうが有利だということ。 「早いが勝ち」ともいう。
船盗人を徒歩で追う(ふなぬすびとをかちでおう)
無駄な苦労のたとえ。また、適切ではない方法のたとえ。 船を盗んで海上を逃げる相手を、陸上から追いかけるとの意から。
負けるが勝ち(まけるがかち)
相手に勝ちを譲っておくほうが、結局は得策だということ。
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