「ふれ」を含む故事・ことわざ・慣用句
「ふれ」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 17 件
秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
秋は晴れた日より雨の日の方が暖かいので、猫も顔を長くし喜ぶということ。
折に触れて(おりにふれて)
機会があるたびに。事あるごとに。
核心に触れる(かくしんにふれる)
ものごとの最も重要なところに踏み込んで指摘すること。
勘気に触れる(かんきにふれる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
癇に触れる(かんにふれる)
他人の些細な言動などを腹立たしく思うこと。 「癇に触れる」ともいう。
気が触れる(きがふれる)
精神の状態がおかしくなること。
忌諱に触れる(ききにふれる)
目上の人がいやがる言動をして、ご機嫌を損なうこと。 「忌諱」は忌み嫌って避けること。 「きき」は「きい」とも読む。
機微に触れる(きびにふれる)
表面からはわかりにくい、心の微妙な変化を感じとること。
琴線に触れる(きんせんにふれる)
感銘を受けたり共感を感じることのたとえ。 「琴線」は、琴の糸。ここでは、人の心の奥にある思いや感情のたとえ。 その琴線(人の心の奥にある思いや感情)に触れることから。
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
目上の人を激しく怒らせてしまうこと。「逆鱗」は、竜のあごの下にある逆さに生えたうろこ。これに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという中国の故事から。本来は天子を怒らせることをいった。
事に触れて(ことにふれて)
何かあるごとに。なにかにつけて。
耳朶に触れる(じだにふれる)
偶然聞くこと。たまたま耳に入ること。聞き及ぶ。
耳目に触れる(じもくにふれる)
見たり聞いたりすること。
袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。 「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。
無い袖は振れない(ないそではふれない)
いくら出したくても持っていなければ出しようがないということ。 着物に袖がなければ、いくら振りたくても振ることはできないとの意から。
降れば必ず土砂降り(ふればかならずどしゃぶり)
不運が続くことのたとえ。 雨が降れば必ず土砂降りになるとの意から。
目に触れる(めにふれる)
視界に入ること。見えること。
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