「強」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 21 件
「強」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
灰汁が強い(あくがつよい)
人々に受け入れられにくいような、特有の強い個性があること。 人の性質や文章・作品などについて用いられる。
悪に強きは善にも強し(あくにつよきはぜんにもつよし)
大きな悪事を犯すような悪人ほど、ひとたび悔い改めれば人一倍立派な善人になるということ。 「悪に強ければ善にも強し」ともいう。
家は弱かれ主は強かれ(いえはよわかれぬしはつよかれ)
住まいの造りは粗末で差しつかえないが、その家を率いるあるじこそ強く、家族が頼みにできる人でいるべきだと説く。 建物の立派さを気にかけるより、一家の中心に立つ人の確かさを重く見るよう戒めている。「主」は「ぬし」と読み、一家の主人をさす。
意を強くする(いをつよくする)
他人の支持を得て、自信を深めること。他人の賛同を心強く思うこと。
押しが強い(おしがつよい)
強引に自分の意見や希望を押し通そうとすること。
風当たりが強い(かぜあたりがつよい)
世間や周囲から、激しい非難や反発をうけるさま。
我が強い(ががつよい)
他人の意見には従わず、自分の意見を押しとおす性質であることのたとえ。
気が強い(きがつよい)
気性が激しく、自分の主張を変えないさま。
木強ければ則ち折る(きつよければすなわちおる)
かたく強いものほど、力に耐えきれずに途中で断ち切れてしまうということ。 幹の硬い木は風を受けて折れ、しなう木は折れずに残ることから。人の生き方についてもいう。
強将の下に弱卒なし(きょうしょうのもとにじゃくそつなし)
率いる者に力があれば、その組の隅々まで気が張り、腰の引けた者が出ない。 また、力量のある者のもとへは、名を聞いた人が自ら望んで加わる。
強弩の末、魯縞を穿つ能わず(きょうどのすえ、ろこうをうがつあたわず)
強い力を持つ者も、勢いがすっかり衰えたあとでは、何に取りかかっても無力だ、というたとえ。 「強弩(きょうど)」は、引き金を引いて矢を放つ強力な弓(石弓)のこと。「魯縞(ろこう)」は、魯という昔の中国の国で織られた、ごく薄い絹のこと。 強弩で放った矢も、遠く飛んで力を使い果たせば、そんな薄い絹一枚すら突き通せないところから来た言葉。 前漢の時代、北方の遊牧民族を攻めるかどうかで意見が分かれたとき、臣下の韓安国(かんあんこく)が、遠くまで兵を進めても力は途中で尽きると説いて、出兵に反対したときの言葉による。『史記』の韓長孺列伝にも、ほぼ同じ言葉がある。 「強弩の末」と縮めて言うこともあり、かつて勢いのあった人や国が落ち目になったさまを評する際にも使う。意味の重なる言葉に[[昔は肩で風を切り、今は歩くに息を切る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2273.php]]がある。
下戸の手強(げこのてごわ)
杯で気を大きくさせる手が通じない相手は、しらふのまま最後まで構えを崩さない。掛け合いの場では、そういう人ほど攻めあぐねる。
甲張り強くして家押し倒す(こうばりつよくしていえおしたおす)
必要以上の助けは、かえって悪い結果を招いてしまうということ。 「甲張り」は家などが倒れないようにあてがう材木のこと。 家が倒れないようにあてがう材木が強すぎて、逆に家を押し倒してしまうとの意から。 「甲張り」は「勾張り」とも書く。
腰が強い(こしがつよい)
簡単に人に屈したりせず、気が強いことのたとえ。 また、うどんや餅などの粘り気が強いことのたとえ。
三度の飯も強し柔らかし(さんどのめしもこわしやわらかし)
世の中のことは、なかなか自分の思う通りにはならないというたとえ。 毎日炊いている飯でさえ、固すぎたり柔らかすぎたりして思うようにはいかないのだから、世の中のことが思い通りにいかないのは当然だということから。
心臓が強い(しんぞうがつよい)
厚かましいこと。図々しいこと。 または、勇気があること。恐れないこと。
善に強い者は悪にも強い(ぜんにつよいものはあくにもつよい)
善行に熱心な人は、ひとたび悪いほうへ向かえば悪事にも熱中しやすいということ。 「善に強ければ悪にも強い」ともいう。
他人の飯は強い(たにんのめしはつよい)
他人の家に世話になって生活することは、どこか窮屈で何かと気を遣うことが多いということ。また、他人の親切には底意があり、頼りきっているとひどい目に遭うこともあるということ。 他人の家で食べる飯は、まるで骨でもあるかのようにのどを通りにくいとの意から。 「他人の飯には棘がある」「他人の飯は強い」ともいう。
鼻っ柱が強い(はなっぱしらがつよい)
相手に負けまいとする気持ちが強く、簡単に主張を曲げたり、くじけたりしないこと。
兵強ければ則ち滅ぶ(へいつよければすなわちほろぶ)
兵力が強大だと、おごりや油断が生じ、かえって敗戦の原因になるということ。
ペンは剣よりも強し(ぺんはけんよりもつよし)
文章などによる言論の力は、武力よりも強大な力を持っているということ。 十七世紀フランスの宰相を主人公にした戯曲で、剣を抜こうとする者を押しとどめる場面の科白から。
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