甲張り強くして家押し倒すとは
甲張り強くして家押し倒す
こうばりつよくしていえおしたおす
言葉 | 甲張り強くして家押し倒す |
---|---|
読み方 | こうばりつよくしていえおしたおす |
意味 | 必要以上の助けは、かえって悪い結果を招いてしまうということ。
「甲張り」は家などが倒れないようにあてがう材木のこと。 家が倒れないようにあてがう材木が強すぎて、逆に家を押し倒してしまうとの意から。 「甲張り」は「勾張り」とも書く。 |
異形 | 勾張り強くして家押し倒す(こうばりつよくしていえおしたおす) |
類句 | 贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし) |
過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし) | |
使用語彙 | 甲 / して / 押し |
使用漢字 | 甲 / 張 / 強 / 家 / 押 / 倒 / 勾 |
「甲」を含むことわざ
- 烏賊の甲より年の功(いかのこうよりとしのこう)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 甲斐性が無い(かいしょうがない)
- 甲斐性なし(かいしょうなし)
- 甲斐なき星が夜を明かす(かいなきほしがよをあかす)
- 華甲(かこう)
- 蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
- 亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)
- 亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)
- 甲の薬は乙の毒(こうのくすりはおつのどく)
「張」を含むことわざ
- 朝寝坊の宵っ張り(あさねぼうのよいっぱり)
- 足を引っ張る(あしをひっぱる)
- 網を張る(あみをはる)
- アンテナを張る(あんてなをはる)
- 意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
- 意地を張る(いじをはる)
- 一張羅(いっちょうら)
- 一点張り(いってんばり)
- 煙幕を張る(えんまくをはる)
- 男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
「強」を含むことわざ
- 灰汁が強い(あくがつよい)
- 悪に強きは善にも強し(あくにつよきはぜんにもつよし)
- 意を強くする(いをつよくする)
- 押しが強い(おしがつよい)
- 風当たりが強い(かぜあたりがつよい)
- 我が強い(ががつよい)
- 気が強い(きがつよい)
- 強将の下に弱卒なし(きょうしょうのもとにじゃくそつなし)
- 下戸の手強(げこのてごわ)
「家」を含むことわざ
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- 家柄より芋茎(いえがらよりいもがら)
- 家に杖つく(いえにつえつく)
- 家に杖つく頃(いえにつえつくころ)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 家貧しくして良妻を思う(いえまずしくしてりょうさいをおもう)
「押」を含むことわざ
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 後押しをする(あとおしをする)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 押さえが利く(おさえがきく)
- 押しが利く(おしがきく)
- 押しが強い(おしがつよい)
- 押し出しがいい(おしだしがいい)
- 押し出しがよい(おしだしがよい)
- 押し付けがましい(おしつけがましい)
- 押しの一手(おしのいって)
「倒」を含むことわざ
- 一辺倒(いっぺんとう)
- 大阪の食い倒れ(おおさかのくいだおれ)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 看板倒れ(かんばんだおれ)
- 京の着倒れ、大坂の食い倒れ(きょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
- 狂瀾を既倒に返す(きょうらんをとうきにかえす)
- 食うに倒れず病むに倒れる(くうにたおれずやむにたおれる)
「勾」を含むことわざ
- 勾張り強くして家押し倒す(こうばりつよくしていえおしたおす)
- 天勾践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡なきにしも非ず(てんこうせんをむなしゅうすることなかれ、ときにはんれいなきにしもあらず)