「在」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
「在」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
生きている間は悪いところばかり目について疎ましかった人が、いざ亡くなってみると今度は良いところばかり思い出されて、恋しくなるということ。
運は天に在り(うんはてんにあり)
行く末がどう転ぶかは、こちらの裁量の及ばないところで決まっている。 また、先が読めない以上は腹をくくるほかない、と踏ん切りをつける場面でも使う。
国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
戦乱で国が滅びても、自然の山や川はもとのままの姿で存在しているということ。
心ここに在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)
上の空のままでは、そこにあるはずのものも像を結ばない。気を向けていない相手からは、何ひとつ受け取れない。
珠玉の瓦礫に在るが如し(しゅぎょくのがれきにあるがごとし)
値打ちのない石ころに埋もれていても、玉はおのずと輝きを放つ。人の器量も同じで、周囲に紛れきることがない。
鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす(せきれいげんにあり、けいていなんをきゅうにす)
水辺を離れた鶺鴒が野で鳴き交わすように、危急のときに真っ先に駆けつけるのは兄弟である。 この後には、良き友があっても長く嘆息するばかりだと続く。
敵は本能寺に在り(てきはほんのうじにあり)
本当の目的が別にあることのたとえ。 戦国時代、明智光秀が備中の毛利を攻めると見せかけて出陣したが、途中で進路を変えて京都本能寺の織田信長を討ったという故事から。
天に在らば比翼の鳥地に在らば連理の枝(てんにあらばひよくのとりちにあらばれんりのえだ)
生まれ変わってもひとつの体でいたい、根のところで繋がっていたいと誓い合う。 添い遂げたいという願いを、天と地の二つになぞらえて並べた言い方。 「比翼の鳥」は目も翼も片方ずつしかなく、二羽並んで初めて飛べるという想像上の鳥。 「連理の枝」は別々の木の枝が途中でつながり、一本になったもの。 略して「[[比翼連理*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1402.html]]」ともいう。
飛竜、天に在り(ひりょう、てんにあり)
竜が高みへ昇りきった形。徳を備えた者が上に据わり、その下にいる者がその恵みに与っている有り様をいう。
富貴天に在り(ふうきてんにあり)
富や地位は天の与えるものであり、人の力ではどうすることもできないということ。
道は邇きに在りて遠きに求む(みちはちかきにありてとおきにもとむ)
答えは日々の暮らしのなかにあるのに、人はそれを認めず、もっと大層なものを外へ探しに行く。難しく構えるほど、かえって答えから離れていく。
命は天に在り(めいはてんにあり)
授かった生涯の長さは初めから決まっていて、こちらの手では延ばせない。 病を得た者にどれだけ手を尽くしても、その区切りまでは動かせないという見方。
野鶴、群鶏に在り(やかく、ぐんけいにあり)
並の者ばかりのなかに、ひとりだけ格の違う人がいること。野に育った鶴が鶏の囲いに立ち混じったかのようだ、と晋の嵇紹を評した一句による。
蓮華の水に在るが如し(れんげのみずにあるがごとし)
濁った水にじかに根を下ろしながら、その濁りは花のところまで上がってこない。俗世のただ中に身を置き、そこから離れずにいて、なお自分の色を移されない人のありようをいう。 菩薩の姿をこの花に重ねて説いたところから。
老驥櫪に伏すとも志千里に在り(ろうきれきにふすともこころざしせんりにあり)
脚の速い馬は歳を重ねて厩の横木につながれても、なお遠くまで駆ける日を思っている。体が衰えたからといって、胸の内の望みまで縮むことはない。
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