道は邇きに在りて遠きに求むとは
道は邇きに在りて遠きに求む
みちはちかきにありてとおきにもとむ
言葉 | 道は邇きに在りて遠きに求む |
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読み方 | みちはちかきにありてとおきにもとむ |
意味 | 無駄に高遠なものや難しい理論を求めて、近くの真理を見落としてしまうこと。
「邇き」は近きの意。 真理は近いところにあるのに、わざわざ遠いところにそれを求めようとすることから。 |
使用語彙 | 在り |
使用漢字 | 道 / 邇 / 在 / 遠 / 求 |
「道」を含むことわざ
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある)
- 鼬の道(いたちのみち)
- 鼬の道が切れる(いたちのみちがきれる)
- 鼬の道切り(いたちのみちきり)
- 鼬の道を切る(いたちのみちをきる)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 茨の道(いばらのみち)
- 老いたる馬は道を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
「邇」を含むことわざ
- 道は邇きに在りて遠きに求む(みちはちかきにありてとおきにもとむ)
「在」を含むことわざ
- 在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
- 国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
- 心ここに在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)
- 珠玉の瓦礫に在るが如し(しゅぎょくのがれきにあるがごとし)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- 富貴天に在り(ふうきてんにあり)
- 命は天に在り(めいはてんにあり)
- 野鶴、群鶏に在り(やかく、ぐんけいにあり)
- 夜鶴の鶏群に在るが如し(やかくのけいぐんにあるがごとし)
「遠」を含むことわざ
- 足が遠のく(あしがとおのく)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
- 殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
- 噂は遠くから(うわさはとおくから)
- 遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)
- 遠慮会釈なく(えんりょえしゃくなく)
- 遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)