「体」を含む故事・ことわざ・慣用句
「体」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
有り体に言う(ありていにいう)
ありのままを言うこと。うそ偽りなく述べること。
意を体する(いをたいする)
他人の意見や教えを理解し、それに従う。
得体が知れない(えたいがしれない)
正体がまったくわからないこと。本当の姿が不明であること。
体が空く(からだがあく)
仕事・用事が終わって時間ができること。
体が明く(からだがあく)
仕事・用事が終わって時間ができること。
体が続く(からだがつづく)
仕事などで体に重い負担をかけているにも関わらず、健康を保っていること。
体で覚える(からだでおぼえる)
実際に体験して、技術などを全身の感覚で身に付けること。
体に障る(からだにさわる)
健康を害する原因となる。
体を壊す(からだをこわす)
無理をして健康をそこねる。病気になる。
体を張る(からだをはる)
自らの身体をなげうって命懸けで事にあたる。
健全なる精神は健全なる身体に宿る(けんぜんなるせいしんはけんぜんなるしんたいにやどる)
身体が健康であれば、それに伴って精神も健全であるということ。ローマの詩人ユウェナリスの詩集から出た言葉。本来は「健やかな身体に健やかな精神が宿るように望むべきである」の意。
身体髪膚、これを父母に受く(しんたいはっぷ、これをふぼにうく)
人の身体はすべて父母から受けたものであるから、大切にしなければならないということ。後に「敢えて毀傷せざるは孝の始めなり」と続く。
体を交わす(たいをかわす)
相手の非難・追及などからうまく逃れること。体を向きを変えて衝突を避ける意から。 「交わす」は「躱す」とも書く。
体を躱す(たいをかわす)
相手の非難・追及などからうまく逃れること。体を向きを変えて衝突を避ける意から。 「交わす」は「躱す」とも書く。
体を成す(たいをなす)
それらしく形が整う。まとまった形になる。 「体(たい)」は「体(てい)」とも読む。
体を引く(たいをひく)
退く。後方へ下がる。
体を成す(ていをなす)
それらしく形が整う。まとまった形になる。 「体(たい)」は「体(てい)」とも読む。
名は体を表す(なはたいをあらわす)
名はそのものの実体を示しているということ。
化け物の正体見たり枯れ尾花(ばけもののしょうたいみたりかれおばな)
怖いと思っていると、何でもないものまで恐ろしく見えてしまうことのたとえ。 また、正体がわかると怖かったものも何でもなくなるということ。 「尾花」はススキの穂。 幽霊だと思って恐れていたものが、よく見ると枯れたススキの穂だったとの意から。 「化け物の正体見たり枯れ尾花」ともいう。
幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)
怖いと思っていると、何でもないものまで恐ろしく見えてしまうことのたとえ。 また、正体がわかると怖かったものも何でもなくなるということ。 「尾花」はススキの穂。 幽霊だと思って恐れていたものが、よく見ると枯れたススキの穂だったとの意から。 「化け物の正体見たり枯れ尾花」ともいう。