大木に蝉
ことわざ「大木に蝉」の意味・読み方・異形などを解説します。
大木に蝉
おおきにせみ
| 言葉 | 大木に蝉 |
|---|---|
| 読み方 | おおきにせみ |
| 意味 | 二つのものの大きさや力にとてつもない開きがあり、比べる意味さえないほどである様子をいう。また、ひどく不つり合いな取り合わせのたとえにも用いる。
見上げるほどの大木の幹に、ちっぽけな蝉が一匹しがみついているありさまから。「大木に蝉の止まったよう」のように、様子になぞらえる長い形でも使う。どちらの形でも「大木」を「たいぼく」と読むことがある。 大きさがまるで違う二つを組にしたことわざには、「月と鼈」「提灯に釣り鐘」もある。 |
| 例文 | 横綱の太い腕にぶら下がった幼い子は、大木に蝉そのものだった。 |
| 異形 | 大木に蝉の止まったよう(たいぼくにせみのとまったよう) |
| 大木に蝉の取り付いたよう(たいぼくにせみのとりついたよう) | |
| 大木へ蝉(おおきへせみ) | |
| 場面 | 不相応・釣り合わない / 差が大きい |
| 使用漢字 | 大 / 木 / 蝉 / 止 / 取 / 付 |
「大」を含むことわざ
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
「木」を含むことわざ
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
- 争い木登り川渡り(あらがいきのぼりかわわたり)
- 諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 移木の信(いぼくのしん)
- 植木屋の庭できが多い(うえきやのにわできがおおい)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 埋もれ木に花咲く(うもれぎにはなさく)
「蝉」を含むことわざ
- 大木に蝉(おおきにせみ)
- 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
「止」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 足を止める(あしをとめる)
- 哀れを止める(あわれをとどめる)
- 息の根を止める(いきのねをとめる)
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
- 金的を射止める(きんてきをいとめる)
- 口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
- 形骸を止めない(けいがいをとどめない)
「取」を含むことわざ
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
