小事に拘わりて大事を忘るな
ことわざ「小事に拘わりて大事を忘るな」の意味・読み方を解説します。
小事に拘わりて大事を忘るな
しょうじにかかわりてだいじをわするな
| 言葉 | 小事に拘わりて大事を忘るな |
|---|---|
| 読み方 | しょうじにかかわりてだいじをわするな |
| 意味 | 目の前の細かな事柄に気を取られすぎると、本当に果たすべき大きな務めが後回しになる。小さな点にばかり心を向けて、いちばん大切なねらいを見落とすなと戒める言葉。
ここでいう「拘わりて」は「こだわって」の意味。「忘るな」は「忘れるな」の昔の言い方にあたる。 細かなものは捨てて大きなものを取れという小を捨てて大に就くと同じ向きの言葉。大きな目的のためには小さな犠牲は仕方がないとする大事の前の小事の考え方にも近い。反対に、小さなことこそおろそかにするなと説くのが小事は大事。 |
| 例文 | 文化祭の準備で、ポスターの色合いばかり何日も話し合っていたら、出し物の練習がまるで進んでいなかった。担任に「小事に拘わりて大事を忘るなだね」と注意され、みんなで予定を組み直した。 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 損得 |
| 使用語彙 | 小事 / 大事 |
| 使用漢字 | 小 / 事 / 拘 / 大 / 忘 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
「事」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 悪事身に返る(あくじみにかえる)
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 家鴨の火事見舞い(あひるのかじみまい)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 言うに事欠いて(いうにことかいて)
「拘」を含むことわざ
- 小事に拘わりて大事を忘るな(しょうじにかかわりてだいじをわするな)
「大」を含むことわざ
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
