十年一剣を磨く
ことわざ「十年一剣を磨く」の意味・読み方を解説します。
十年一剣を磨く
じゅうねんいっけんをみがく
| 言葉 | 十年一剣を磨く |
|---|---|
| 読み方 | じゅうねんいっけんをみがく |
| 意味 | 長い年月、腕をみがくことに打ちこみ、その力を存分に見せられる時を辛抱強く待ち構えるたとえ。最初は武術の修行を指していたが、のちには、かたきを討つ折を長いあいだうかがい続けるさまにも転じて使う。
ひと振りの剣を十年かけてとぎ澄ましてきた、と述べた句。中国・唐の詩人、賈島(かとう)が作った詩「剣客」の書き出しに出てくる。詩では、きたえ上げた刃をまだ一度も実際に使ったことがないと述べ、その腕を今こそ役立てようという意気ごみをうたう。 日本では、江戸の後期に活躍した歴史家で漢詩人の頼山陽(らいさんよう)が、武田信玄に挑む上杉謙信の姿を詠んだ漢詩でこの句を用い、それによって世に広まった。四字に縮めた十年一剣も、この句と同様の意味を担う。 |
| 例文 | 十年一剣を磨く思いで稽古を重ねてきた彼は、ついに全国大会の決勝の舞台に立った。 |
| 出典 | 賈島「剣客」 |
| 場面 | 復讐 / 努力する / 機会 |
| 使用語彙 | 磨く |
| 使用漢字 | 十 / 年 / 一 / 剣 / 磨 |
「十」を含むことわざ
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一日暖めて十日冷やす(いちにちあたためてとおかひやす)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 一饋に十度立つ(いっきにとたびたつ)
- 一薫一蕕十年なお臭あり(いっくんいちゆうじゅうねんなおしゅうあり)
- 一狐裘三十年(いっこきゅうさんじゅうねん)
- 今参り二十日(いままいりはつか)
「年」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 好い年(いいとし)
- いい年をして(いいとしをして)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「剣」を含むことわざ
- 口に蜜あり、腹に剣あり(くちにみつあり、はらにけんあり)
- 口は虎、舌は剣(くちはとら、したはつるぎ)
- 剣が峰(けんがみね)
- 剣が峰に立つ(けんがみねにたつ)
- 剣突を食わせる(けんつくをくわせる)
- 剣は一人の敵、学ぶに足らず(けんはいちにんのてき、まなぶにたらず)
- 舌の剣は命を絶つ(したのつるぎはいのちをたつ)
- ダモクレスの剣(だもくれすのけん)
- 剣の刃を渡る(つるぎのはをわたる)
- 舟に刻みて剣を求む(ふねにきざみてけんをもとむ)
