舌端火を吐く
ことわざ「舌端火を吐く」の意味・読み方・異形などを解説します。
舌端火を吐く
ぜったんひをはく
| 言葉 | 舌端火を吐く |
|---|---|
| 読み方 | ぜったんひをはく |
| 意味 | 議論や演説の場で、舌の先から炎が噴き出すかと思うほど、鋭い言葉で激しく自分の考えを述べ立てること。相手に言い返すすきを与えないほど、勢いのある語り口を指す。
「舌端(ぜったん)」は舌の先を表す語で、口先の言葉や話しぶりにも使う。「火を吐く」は、その言葉の熱さと激しさを、吹き出す炎でとらえた言い方。 同じ比喩を用いる言言火を吐くは、ひと言ひと言の気迫のほうに着目した言葉。つばきを飛ばして盛んに論じ合う口角、泡を飛ばすとも意味が近いが、この句は言葉の鋭さと気迫に重きを置く。 |
| 例文 | 公聴会に立った住民の代表は、舌端火を吐く勢いで計画の欠陥を突いた。 |
| 異形 | 舌端火を吹く(ぜったんひをふく) |
| 舌端火を得る(ぜったんひをえる) | |
| 場面 | 議論 / 言葉遣い |
| 使用漢字 | 舌 / 端 / 火 / 吐 / 吹 / 得 |
「舌」を含むことわざ
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる(うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる)
- 陰で舌を出す(かげでしたをだす)
- 口は虎、舌は剣(くちはとら、したはつるぎ)
- 賢者は長い耳と短い舌を持つ(けんじゃはながいみみとみじかいしたをもつ)
- 鴃舌(げきぜつ)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
- 舌が肥える(したがこえる)
- 舌が長い(したがながい)
「端」を含むことわざ
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 異端(いたん)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 井戸の端の童(いどのはたのわらべ)
- 犬の川端歩き(いぬのかわばたあるき)
- 因果は皿の端(いんがはさらのはた)
- 口の端に掛ける(くちのはにかける)
- 口の端に上る(くちのはにのぼる)
- 君子は三端を避く(くんしはさんたんをさく)
- 木っ端を拾うて材木を流す(こっぱをひろうてざいもくをながす)
「火」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 悪業の猛火(あくごうのみょうか)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 頭から火が付く(あたまからひがつく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 家鴨の火事見舞い(あひるのかじみまい)
- 油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
「吐」を含むことわざ
- 仰いで唾を吐く(あおいでつばをはく)
- 息を吐く(いきをつく)
- 嘘吐いたら針千本飲ます(うそついたらはりせんぼんのます)
- 嘔吐を催す(おうとをもよおす)
- 嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
- 気炎を吐く(きえんをはく)
- 気を吐く(きをはく)
- 言言火を吐く(げんげんひをはく)
- 柔も亦茹わず剛も亦吐かず(じゅうもまたくらわずごうもまたはかず)
- 正論を吐く(せいろんをはく)
「吹」を含むことわざ
- 秋風が吹く(あきかぜがふく)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 泡を吹かせる(あわをふかせる)
- 息を吹き返す(いきをふきかえす)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 大風の吹いたあと(おおかぜのふいたあと)
- 臆病風に吹かれる(おくびょうかぜにふかれる)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
