「恥」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 87 件
「恥」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全87件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
赤くなる(あかくなる)
恥ずかしさなどのために、顔に血が上る。赤面する。
赤恥をかく(あかはじをかく)
人前でひどく恥ずかしい思いをする。 「赤恥」は、「恥」を強めた言い方。
頭を搔く(あたまをかく)
小さな失敗について気まずく感じたり、恥ずかしく照れたりしたときなどに行う、頭に手をやって軽くかくしぐさのこと。
穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
穴があれば隠れてしまいたいほど、非常に恥ずかしくて、身の置き所がないようす。
合わせる顔がない(あわせるかおがない)
相手の期待や信頼を裏切るようなことをして、申し訳なくてその人に会いにくいというたとえ。 「あわせる」は「あわす」ともいう。 また「合」は「会」とも書く。
生き恥を曝す(いきはじをさらす)
生きながらえたために恥をかくこと。
意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
意地を張って食べずにいるより、卑しく思われても食べるほうがいいということ。
居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
他人の家に世話になっている者は、食事の時も遠慮がちに三杯目のお代わりをするということ。居候の肩身のせまさを詠んだ川柳から。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。
命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
長く生きていれば、それだけ恥をかく事も多くなるということ。 「恥」は「辱」とも書く。 また、「長生きは恥多し」「長生きすれば恥多し」「長命すれば恥多し」などともいう。
位牌を汚す(いはいをけがす)
祖先の名誉や名声を傷つける。 「位牌」は、死者の戒名などを記した木の札。 「位牌に泥を塗る」ともいう。
後ろ指を指される(うしろゆびをさされる)
他人から非難されること。「後ろ指」は他人を後ろから指差して陰口を言うこと。
男が廃る(おとこがすたる)
男としての名誉や面目が失われること。
男を下げる(おとこをさげる)
不名誉なことをして、男としての面目を失うこと。
汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
身に受けた恥や汚名を拭い去ること。 「すすぐ」は「そそぐ」ともいう。
会稽の恥(かいけいのはじ)
戦いに敗れて受けた恥のこと。また、他人から受けた耐え難い屈辱のこと。 中国の春秋時代、越王の勾践が呉王の夫差と会稽山で戦って敗北した。その後、勾践は長年の苦労に耐え、夫差に復讐をとげてその恥を雪いだという故事から。
会稽の恥を雪ぐ(かいけいのはじをすすぐ)
敗戦で負わされた屈辱や、人から受けた忘れがたい辱めを、のちになって晴らすこと。 越王勾践は呉王夫差に会稽山で降り、屈辱の講和をのまされた。以後は苦い胆をなめて悔しさを忘れまいとし、范蠡らを頼んで国力を養い、二十年あまりを経てついに呉を討ち取ったという。
顔から火が出る(かおからひがでる)
大変恥ずかしいおもいをすることのたとえ。 顔が真っ赤になる意から。
顔が合わせられない(かおがあわせられない)
面目がなくてその人に会うことができないというたとえ。
顔が潰れる(かおがつぶれる)
その人の名誉が傷つけられることのたとえ。
顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)
恥をかかせたり名誉を傷つけたりすること。 単に「泥を塗る」ともいう。
顔に紅葉を散らす(かおにもみじをちらす)
若い女性が恥ずかしさのあまり、まるで紅葉の葉を散らすように顔をぱっと赤くする様子。 単に「紅葉を散らす」ともいう。
顔向けができない(かおむけができない)
恥ずかしさや申し訳なさから、人に顔を合わせることができないたとえ。 世間や社会に対して、責任を痛感している気持ちを言ったことば。
顔を潰す(かおをつぶす)
相手の面目や名誉を傷つけて、恥をかかせること。
顔を汚す(かおをよごす)
その人の面目を失わせたり、恥をかかせたりすることのたとえ。
肩身が狭い(かたみがせまい)
世間に対して面目が立たず、恥ずかしい思いをすること。「肩身」は、世間や他人に対する面目の意。
下問を恥じず(かもんをはじず)
身分や年齢の低い者に物事を尋ねることを、恥ずかしいとか体裁が悪いと思わず、素直に聞くという姿勢が大切だということ。
汗顔の至り(かんがんのいたり)
顔から汗がでるほど、大変恥ずかしくおもうこと。 「汗顔」は顔から汗がでるほどに恥じること。 「至り」はこの上ない状態。
韓信の股くぐり(かんしんのまたくぐり)
大望を持つ者は、どんな屈辱にも耐え忍ばなければならないということ。中国漢の韓信という名将が大志を抱いていた若い頃、町でならず者に喧嘩を売られ、耐えてその股をくぐったという故事から。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(きくはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ)
知らないことを聞くのはほんの一時の恥で済むが、聞かずに知らないまま過ごすのは一生恥ずかしいということ。
傷が付く(きずがつく)
それまで汚れのなかった来歴に、もう消せない一点が残る。以後その人や家、組織が語られるときは、いつもその一点が付いて回る。
決まりが悪い(きまりがわるい)
人前で自分の格好がつかず、気恥ずかしいこと。「決まり」はふるまいの収まり具合を指す。
君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
主君が恥辱を受けた時には、臣下は命を投げ出しても、主君の恥辱をすすがなければならないということ。
義理が悪い(ぎりがわるい)
付き合い上、相手に対してしなければならないことをしていないため、体裁が悪いこと。
暗がりの恥を明るみへ出す(くらがりのはじをあかるみへだす)
口をつぐんでいれば表に出ずに終わった失態を、自分から世間の目にさらしてしまうこと。
沽券に関わる(こけんにかかわる)
品位や体面にさしさわることをいう。「沽券」は、土地や家の売買契約の証文のこと。転じて、体面の意。
晒し者になる(さらしものになる)
人々の前で恥をかかされること。
様は無い(ざまはない)
見苦しい様子。みっともない様子。 「様」は無様という意味。
失笑を買う(しっしょうをかう)
愚かな言動をして他人から笑われること。 「失笑」は笑いを堪え切れずに吹き出してしまうこと。
失態を演じる(しったいをえんじる)
人前で笑われるような無様な失敗をすること。
知ったか振りの恥搔き(しったかぶりのはじかき)
本当は知らないのに、いかにも知っているようなそぶりをすると大恥を搔くということ。
醜態を演じる(しゅうたいをえんじる)
人前で恥となる行為や見苦しい行為をすること。
朱を注ぐ(しゅをそそぐ)
恥ずかしさや怒りなどで顔が赤くなる様子。 「満面朱を注ぐ」ともいう。
尻がこそばゆい(しりがこそばゆい)
分に過ぎた持ち上げ方をされて、その席にじっと座っていられない心持ち。 不釣り合いな場へ引き出されたときの、そわそわした感じもさす。
忸怩たる思い(じくじたるおもい)
自らの行動や過ちに対して、深く恥じ入る気持ちを表す言葉。 自身の至らなさや失敗を強く意識し、申し訳なさや恥ずかしさに駆られる心情。
城下の盟(じょうかのちかい)
攻め手が塀の際まで迫り、こちらから出せる条件が一つも残らないまま呑まされる和議。 兵を退いてもらうために何もかも差し出す形になり、いくさの畳み方としては最も面目の立たないものとされる。
据え膳食わぬは男の恥(すえぜんくわぬはおとこのはじ)
女のほうから誘っているのに、それに応じないのは男の恥だということ。「据え膳」は、目の前に用意された食膳のこと。俗に女性からの誘いのこと。
生を偸む(せいをぬすむ)
死ぬべき時に死なずに恥を忍んで生きながらえること。また、何もせず、ただいたずらに生きていること。「生」は生命・生活、「偸む」は貪るという意。
赤面の至り(せきめんのいたり)
自分を情けなく感じて恥じ入る気持ちを表す言葉。 恥ずかしがって顔を赤くするということから。
世間が狭い(せけんがせまい)
付き合いのある範囲が狭いことや、世間に対する知識が少ないこと。 または、面目が立たず、人との付き合いを避けること。肩身が狭い。
世間を狭くする(せけんをせまくする)
問題を起こして人付き合いの範囲を狭くすること。
損して恥搔く(そんしてはじかく)
金や物を失ったばかりか、体面まで潰してしまうこと。踏んだり蹴ったりの状態にいう。
立場が無い(たちばがない)
信用を失ったり評価が下がったりして、面目を失う。
立つ瀬が無い(たつせがない)
立場が無くなる。面目を失う。
棚から落ちた達磨(たなからおちただるま)
威張っていた人が、落ち目になって格好のつかないぶざまな姿になることのたとえ。
旅の恥は搔き捨て(たびのはじはかきすて)
旅先では知人もいないので、いつもなら恥ずかしいと思うようなことをしても平気だということ。
塵を捻る(ちりをひねる)
間が持たず、手元の何かをいじりながらうつむいている様子。 気まずさを持て余しているときのしぐさをいう。
面の皮千枚張り(つらのかわせんまいばり)
きわめて恥知らずで厚かましいことのたとえ。 顔の皮が千枚張り合わせたほど厚いとの意から。
天に跼り地に蹐す(てんにせぐくまりちにぬきあしす)
ひどく怯えて、恐る恐る行動することのたとえ。また、肩身が狭く隠れるように生活することのたとえ。 高い天の下で体を屈め、厚い大地の上を抜き足でひっそりと歩くとの意から。 略して「跼蹐」「跼天蹐地」ともいう。
問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥(とうはいったんのはじ、とわぬはまつだいのはじ)
知らないことを聞くのはほんの一時だけ恥ずかしい思いをするが、聞かずに知らないまま過ごすのは一生恥ずかしい思いをするということ。
縄目の恥(なわめのはじ)
罪人として縄で縛られる恥のこと。
縄目の恥を受ける(なわめのはじをうける)
犯罪者として世間から軽蔑され、辱めを受けること。 罪人として縄で縛られるとの意から。
名を汚す(なをけがす)
名誉に反する行為をして、その名誉を傷つけること。 「名を辱める」ともいう。
歯が浮く(はがうく)
不自然で大げさな言動や、過度に甘いお世辞などを聞いて、気恥ずかしくなったり、むずがゆい不快感を覚えたりするさま。 「歯が浮くよう」「歯の浮くような」などともいう。
恥の上塗り(はじのうわぬり)
恥をかいた上にさらに恥をかくこと。 「恥の上書き」「恥の掻き上げ」「恥の恥」ともいう。
恥を言わねば理が聞こえぬ(はじをいわねばりがきこえぬ)
隠しておきたい恥も場合によっては打ち明けなければ、相手に事情をよく理解してもらえないということ。
恥をかく(はじをかく)
人前で失敗するなどして、面目を失ったり、きまりの悪い思いをしたりすること。 「かく」は「搔く」とも書く。
恥を曝す(はじをさらす)
人前で失敗したりみっともない振る舞いをしたりして、自分の面目を失うこと。世間に対してみっともない姿をさらけ出すこと。 「曝す」は「晒す」とも書く。
恥を知る(はじをしる)
してはならない行いをそれと見分け、そこに心の痛みを覚えるだけの分別を備えている。
恥を雪ぐ(はじをすすぐ)
受けた恥を取り去って、名誉を取り戻すこと。 「雪ぐ」は「そそぐ」とも読む。
鼻を折る(はなをおる)
得意げな相手の心をくじいて恥をかかせること。 「鼻っ柱を折る」ともいう。
ばつが悪い(ばつがわるい)
その場に居続けることが気まずいと感じること。
冷や汗をかく(ひやあせをかく)
恥ずかしさや恐怖などによって緊張すること。
広い世間を狭くする(ひろいせけんをせまくする)
恥ずかしい行いなどのために、肩身を狭くしてしまうということ。
頬を染める(ほおをそめる)
きまり悪さや照れから、頬のあたりにさっと血の色が差すこと。若い娘のはにかみを描くのに多く用いる言い方。
間が悪い(まがわるい)
その場の様子にそぐわず、居合わせたことを心苦しく感じること。また、時機がずれて思わしくない成り行きになること。
慢心鼻を弾かる(まんしんはなをはじかる)
おごり高ぶっていると、大恥をかくはめになるから注意せよということ。
味噌を付ける(みそをつける)
失敗して面目を失うことのたとえ。
身の置き所がない(みのおきどころがない)
申し訳ない気持ちや恥ずかしい気持ちなどから、その場に居続けることが難しい様子。
面子が立つ(めんつがたつ)
体裁が保たれること。
面目が立つ(めんぼくがたつ)
体裁が保たれて、人前で恥ずかしいおもいをせずに済むこと。 「面目」は「めんもく」とも読む。
面目が潰れる(めんぼくがつぶれる)
その人の名誉がひどく傷つくこと。
面目がない(めんぼくがない)
合わせる顔がないと感じるほど、引け目を覚えること。
面目次第もない(めんぼくしだいもない)
不始末を詫びるほかなく、人前に出るのもはばかられるほど恥じ入っているさま。
面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)
名誉や体面などがひどく傷付けられるさま。
烙印を押される(らくいんをおされる)
拭い去ることのできない悪い評判を受けること。 「烙印」は昔の囚人が刑罰として受ける焼き印のこと。
老醜を晒す(ろうしゅうをさらす)
年老いて醜くなった姿や頑なな考え方などを人に示して恥をかくこと。 自身を謙遜していう言葉。
