「触」を含む故事・ことわざ・慣用句
「触」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 22 件
当たらず触らず(あたらずさわらず)
どちらとも衝突を起こさないように、どっちつかずの曖昧な態度を取って済ませるようす。
折に触れて(おりにふれて)
機会があるたびに。事あるごとに。
核心に触れる(かくしんにふれる)
ものごとの最も重要なところに踏み込んで指摘すること。
勘気に触れる(かんきにふれる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
癇に触れる(かんにふれる)
他人の些細な言動などを腹立たしく思うこと。 「癇に触れる」ともいう。
気が触れる(きがふれる)
精神の状態がおかしくなること。
忌諱に触れる(ききにふれる)
目上の人がいやがる言動をして、ご機嫌を損なうこと。 「忌諱」は忌み嫌って避けること。 「きき」は「きい」とも読む。
機微に触れる(きびにふれる)
表面からはわかりにくい、心の微妙な変化を感じとること。
琴線に触れる(きんせんにふれる)
感銘を受けたり共感を感じることのたとえ。 「琴線」は、琴の糸。ここでは、人の心の奥にある思いや感情のたとえ。 その琴線(人の心の奥にある思いや感情)に触れることから。
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
目上の人を激しく怒らせてしまうこと。「逆鱗」は、竜のあごの下にある逆さに生えたうろこ。これに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという中国の故事から。本来は天子を怒らせることをいった。
事に触れて(ことにふれて)
何かあるごとに。なにかにつけて。
災難の先触れはない(さいなんのさきぶれはない)
人はいつ災難に遭うかわからないから、日頃の用心が大切であるということ。
触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
何事も関係をもたなければ、災いを招くことはないということ。 神様と関わりをもたなければ、神様の祟りを受けることはないとの意から。
触らぬ蜂は刺さぬ(さわらぬはちはささぬ)
自分から関わらなければ、災いや危険に巻き込まれることはないというたとえ。蜂の巣を突くなどして自ら危険に近づかない限り、刺されることはないことから。
触り三百(さわりさんびゃく)
ちょっと関わったばかりに、思いもかけない損害を受けることのたとえ。 ちょっと触っただけなのに、三百文の損をするとの意から。
触手を伸ばす(しょくしゅをのばす)
望むものを手に入れるために働きかけること。
神経に触る(しんけいにさわる)
不愉快な気持ちを刺激していらだたせること。
耳朶に触れる(じだにふれる)
偶然聞くこと。たまたま耳に入ること。聞き及ぶ。
耳目に触れる(じもくにふれる)
見たり聞いたりすること。
袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。 「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。
腫れ物に触るよう(はれものにさわるよう)
相手の機嫌を損ねないように慎重に接する様子。
目に触れる(めにふれる)
視界に入ること。見えること。
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