「途」を含む故事・ことわざ・慣用句
「途」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
家から一歩出れば、どんな災難や危険が待ちかまえているかわからないということ。 軒下から落ちる雨だれを、あの世とこの世の堺である三途の川に見立てて、家から一歩出たら十分に注意せよとの戒めのことば。
一途を辿る(いっとをたどる)
ひたすらその方向へ向かって進み続ける。 「一途」は、ひと筋の道。
門松は冥途の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
門松はめでたいものだが、飾るたびに年を重ね死に近づくので、いわばあの世に向かう一里塚のようなものだということ。 「冥土」は、あの世のこと。 「一里塚」は、街道に一里ごとに築かれ、旅人のための里程標となった塚のこと。 この歌は一休作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けてもいわれる。
官途に就く(かんとにつく)
役人になること。「官途」は、官吏の職務・地位のこと。
途轍もない(とてつもない)
常識や道理などからかけ離れていること。 「途轍」は道と轍(わだち)のことから、物事の筋道のこと。
途方に暮れる(とほうにくれる)
どうすればよいか分からず困り果てること。
途方もない(とほうもない)
道理から外れていること。または、程度が常識からひどく離れていること。
日暮れて途遠し(ひくれてみちとおし)
年老いてしまったのに、まだ目的を達するまでには程遠いことのたとえ。また、期限が迫っているのに、仕事が片付かないことのたとえ。