「鶏」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
「鶏」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
函谷関の鶏鳴(かんこくかんのけいめい)
取るに足らぬと見えた芸が、いざというときに窮地を破ること。 斉の孟嘗君が秦を脱して函谷関にたどり着いたが、門は一番鶏が鳴くまで開かない。供の一人が鶏の声を真似て門を開かせ、追手を振り切ったという故事から。 どんな芸でも抱えておけば助けになるという意にも、とっさの機転で難を逃れる意にも使う。
鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
並の者ばかりのなかに、ひとりだけ格の違う人がいること。野に育った鶴が鶏の囲いに立ち混じったかのようだ、と晋の嵇紹を評した一句による。
鶏犬相聞こゆ(けいけんあいきこゆ)
家々が寄り合い、穏やかに日を送っている里のさま。隣の村から鶏の声も犬の声も届くほど近いのに、そこへ出向く用もないほど、めいめいが今の暮らしに満ち足りているという意。
鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
所帯の大小より、自分の裁量で決められるかどうかを取れ。人の指図どおりに動く末に連なるくらいなら、手狭でも旗を持つ側に回るほうがよい。 戦国時代、秦に屈しようとする韓の王を、蘇秦が思いとどまらせるために説いた言葉。 略して「[[鶏口牛後(けいこうぎゅうご)*https://yoji.jitenon.jp/yoji/351.html]]」ともいう。
鶏肋(けいろく)
値打ちは乏しいが、手放すには惜しく思われるもの。鶏のあばら骨は身がわずかしか付かず、それでも投げ捨てるとなると未練が残る、という意。日本では、自分の作品をへりくだって指すのにも使う。
鶏冠に来る(とさかにくる)
腹立たしさが募って、怒りをこらえきれなくなること。 「鶏冠」は、鶏などの頭の上にある赤い肉の突起。「頭に来る」を強めた言い方。 同じような言い方に「頭に血が上る」「かっとなる」がある。
どこの鶏も裸足(どこのとりもはだし)
土地を移れば何かが違うと期待しても、着いてみれば似た顔ぶれと似た有り様が待っている。器が替わっても中身までは替わらない。
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
小さな事柄を処理するのに、大がかりな手段は必要ないということ。 「焉んぞ」は、どうしての意。 「牛刀」は、牛を料理するときに使う大きな包丁。 鶏をさばくのに、どうして牛刀を使う必要があるだろうかという意味から。
牝鶏晨す(ひんけいあしたす)
本来なら雄が受け持つ役目を雌が代わりに務める。家でも国でも、上に立つ者が退いて別の者が前へ出た形を、崩れの兆しとみて言う。
雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
連れ合いの声のほうが大きくなった所帯は、じきに回らなくなる。 夜明けを告げるのが雄でなく雌のほうだと不吉とされた、古い中国の見方に基づく。
牝鶏につつかれて時をうたう(めんどりにつつかれてときをうたう)
亭主が妻の言うままに動く。家の中の上下がすっかり入れ替わっている世帯をさす。 時を告げるのは雄鶏の役目なのに、雌鶏に促されてようやく鳴くことから。
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