「尻」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 48 件
故事・ことわざ・慣用句一覧
頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
両方うまくはいかないということ。頭を押さえれば尻が持ち上げるように、一方がうまくいけば、もう片方がうまくいかなくなるということから。
頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
悪事や欠点の一部を隠して、全部を隠したつもりでいる者をあざけっていう言葉。雉(きじ)が草むらに頭を突っ込み隠れたつもりでも、尾が見えていることから。
頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
最初は威勢よく、だんだん勢いがなくなり、最後はだらしなくなること。
軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
簡単に引き受けて、なかなか実行しないことのたとえ。 返事はすぐにしても、なかなか尻を上げないとの意から。
言葉尻を捕らえる(ことばじりをとらえる)
相手の言い間違いをとらえて、攻撃したり皮肉ったりすること。
酒買って尻切られる(さけかってしりきられる)
好意でしたことを仇で返されるたとえ。酒を奢った相手に尻を切られるような目に遭わされるということから。
猿の尻笑い(さるのしりわらい)
自分の欠点に気づかず、他人の欠点を嘲笑することのたとえ。 猿が自分の尻が赤いことに気付かずに、他の猿の尻を見て笑うことから。
三十の尻括り(さんじゅうのしりくくり)
三十歳にもなると、後始末すべき事柄もきちんとまとめて、堅実な生活をするようになるということ。
尻尾を出す(しっぽをだす)
隠し事がばれること。
尻尾を摑む(しっぽをつかむ)
相手の隠していることや悪事や不正の証拠を押さえること。 化けている狐や狸の尻尾をつかんで正体を暴くとの意から。 「尻尾を摑まえる」ともいう。
尻尾を振る(しっぽをふる)
相手に気に入られるために、世辞を言うなどして機嫌を取ること。 犬が餌をくれる人に対して尻尾を振ることから。 「尻尾を振る」ともいう。
尻尾を巻く(しっぽをまく)
勝ち目がないとみて、戦わずに負けを認めること。降参すること。喧嘩に負けた犬が後ろ脚の間に尻尾を巻き込んで逃げるということから。
尻馬に乗る(しりうまにのる)
深く考えずに、他人の言動に同調して行動することのたとえ。 他人の乗っている馬に同乗することから。
尻から抜ける(しりからぬける)
見たり聞いたりしたことをすぐに忘れること。
尻が青い(しりがあおい)
経験が乏しく、一人前ではないこと。未熟であること。 幼児の尻に青い痣があることから。
尻が暖まる(しりがあたたまる)
長い期間同じ場所にいて慣れること。 または、同じ所に長く勤めて落ち着くこと。
尻が重い(しりがおもい)
面倒に思って行動に移せないこと。または、動作が鈍いこと。 「腰が重い」ともいう。
尻が軽い(しりがかるい)
慎重さが足りない行動をする様子。軽率な様子。または、女性が浮気なこと。
尻が来る(しりがくる)
他人のしたことの後始末や苦情が持ち込まれることのたとえ。
尻が長い(しりがながい)
他人の家を訪れて話し込んでなかなか帰らないこと。 「長尻」や「長っ尻」ともいう。
尻が割れる(しりがわれる)
隠し事が露見するたとえ。
尻毛を抜く(しりげをぬく)
油断している時に、不意に物事を行って驚かせること。
尻に目薬(しりにめぐすり)
はなはだしい見当違いのたとえ。努力しても無駄なことのたとえ。 膝に目薬をさしても効果がないことから。 「尻に目薬」「目薬を尻へさす」「疝気さ目薬」ともいう。
尻拭いをする(しりぬぐいをする)
他人の失敗や不始末などの後始末をすること。 「尻を拭う」ともいう。
尻の穴が小さい(しりのあながちいさい)
心が狭いこと。度量が狭いこと。 「尻」は「けつ」とも読む。
尻の毛まで抜かれる(しりのけまでぬかれる)
利用されて全て騙し取られること。
尻の持って行き場がない(しりのもっていきばがない)
不平や不満、苦情などを訴える所がないこと。
尻目に掛ける(しりめにかける)
他人を見下す態度を取ること。 「尻目」は目だけを動かして少し見ること。 「尻目」は「後目」とも書く。
尻餅をつく(しりもちをつく)
後向きに倒れて地面に尻を打つこと。
尻も結ばぬ糸(しりもむすばぬいと)
物事の終わりがしっかりしていないこと。 玉留めがされていない縫い糸という意味から。
