香餌の下必ず死魚あり
ことわざ「香餌の下必ず死魚あり」の意味・読み方を解説します。
香餌の下必ず死魚あり
こうじのもとかならずしぎょあり
| 言葉 | 香餌の下必ず死魚あり |
|---|---|
| 読み方 | こうじのもとかならずしぎょあり |
| 意味 | もうけ話や甘い誘いにつられると、それがもとで身の破滅を招きかねない、ということのたとえ。得をしそうな話の裏側には決まって危ない落とし穴がひそんでいる、とも説く。
「香餌」は、香りがよくておいしそうなえさのこと。そのえさを目当てに寄ってきた魚が、仕掛けられた釣り針にかかって命を落とすところから。 出典の『三略』は、戦い方について述べた中国古代の本で、そこではもっと古い兵法の本の言葉として、手厚いほうびを用意すれば勇ましい者が必ず現れるという意味の句と対にして記されている。うまい話や気前のよい相手にうかつに気を許すなと説く言葉には、旨い事は二度考えよや旨い物食わす人に油断すながある。 |
| 例文 | 楽をして大金が手に入るというアルバイトの誘いには、香餌の下必ず死魚ありで、法にふれる危ない仕事が隠されているものだ。 |
| 出典 | 『三略』上略 |
| 場面 | 危険 / 目先の利益にとらわれる |
| 使用漢字 | 香 / 餌 / 下 / 必 / 死 / 魚 |
「香」を含むことわざ
- 息の香の臭きは主知らず(いきのかのくさきはぬししらず)
- 色香に迷う(いろかにまよう)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- 香炉峰の雪は簾をかかげて見る(こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる)
- 香を聞く(こうをきく)
- 沈香も焚かず、屁もひらず(じんこうもたかず、へもひらず)
- 沈丁花は枯れても香し(じんちょうげはかれてもかんばし)
- 遠きは花の香(とおきははなのか)
「餌」を含むことわざ
- 鮟鱇の餌待ち(あんこうのえまち)
- 生き身に餌食(いきみにえじき)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 桂馬の高上り歩の餌食(けいまのたかあがりふのえじき)
- 下種と鷹とに餌を飼え(げすとたかとにえをかえ)
- 釣った魚に餌はやらぬ(つったさかなにえさはやらぬ)
- 薬餌に親しむ(やくじにしたしむ)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
「必」を含むことわざ
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ(いっぱんのとくもかならずつぐない、がいさいのうらみもかならずむくゆ)
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 栄華有る者は必ず憔悴あり(えいがあるものはかならずしょうすいあり)
- お前追従する者は必ず陰にて謗る(おまえついしょうするものはかならずかげにてそしる)
- 三人行えば必ずわが師あり(さんにんおこなえばかならずわがしあり)
- 生者必滅、会者定離(しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり)
- 小人の過つや必ず文る(しょうじんのあやまつやかならずかざる)
- 末大なれば必ず折る(すえだいなればかならずおる)
- 生ある者は必ず死あり(せいあるものはかならずしあり)
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん(いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん)
