「西」を含む故事・ことわざ・慣用句
「西」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
絶対に起こるはずがないことのたとえ。
犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
当たり前のことのたとえ。犬が東を向くと、当然尾は西を向くことから。
西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)
西瓜を作るときは肥料と土壌が大事で、南瓜を作るときは念入りに手入れすることが大事ということ。作物の上手な作り方をいった言葉。
西施の顰みに倣う(せいしのひそみにならう)
事の良し悪しを考えず、むやみに人の真似をするたとえ。また、人に倣って物事をすることを謙遜していう言葉。 「顰」は、眉をひそめること。 中国の越の西施(せいし)という美女が胸の病気の痛みで顔をしかめたところ、それを見た醜女が自分も顔をしかめれば美しく見えるかと思い、真似をして眉をひそめたという故事から。 「西施の顰みに倣う」「顰みを学ぶ」ともいう。
東家に食して西家に眠らん(とうかにしょくしてせいかにねむらん)
欲が深いことのたとえ。昔、中国斉の国の美女が両隣の男性から求婚され、東側の家は金持ちだが醜男、西側の家は貧乏だが美男だった。母親がどちらに嫁ぐのか尋ねたところ、昼間は東側の家で過ごし、夜は西側の家で過ごしたいと答えたという故事から。
東西南北の人(とうざいなんぼくのひと)
あちらこちらをさまよい歩き、住所が定まらないひと。
東西を失う(とうざいをうしなう)
方角がわからなくなること。どうしたらよいかわからず途方に暮れること。
東西を弁ぜず(とうざいをべんぜず)
物事の道理がわからない様子。 東と西の区別がつけられないということから。 「東西を弁えず」ともいう。
東西を弁えず(とうざいをわきまえず)
物事の道理がわからない様子。 東と西の区別がつけられないということから。 「東西を弁えず」ともいう。
西風と夫婦喧嘩は夕限り(にしかぜとふうふげんかはゆうかぎり)
西風と夫婦喧嘩は夜になるとおさまるということ。
西から日が出る(にしからひがでる)
絶対にありえないことのたとえ。
西と言えば東と言う(にしといえばひがしという)
人の言う事にいちいち反論するようす。
西と言ったら東と悟れ(にしといったらひがしとさとれ)
人の言葉には表と裏があるもので、言葉の裏に隠された真意を察することが大切であるということ。 人が西と言っても、本意は東だと悟らなければいけないとの意から。
西の海へさらり(にしのうみへさらり)
厄払いを行う際、末尾につける文句のこと。
西も東も分からない(にしもひがしもわからない)
その土地の地理がまったくわからないこと。 また、物事の判断がつかないこと。
日、西山に薄る(ひ、せいざんにせまる)
年老いて、死期が間近に迫っていることのたとえ。太陽が西の山に今にも沈もうとしている意から。
東に近ければ西に遠い(ひがしにちかければにしにとおい)
一方に都合よければ、他方には都合が悪く、どちらにも偏らないようにするのは難しいということのたとえ。また、あたりまえであることのたとえ。
東は東、西は西(ひがしはひがし、にしはにし)
東洋と西洋の文化は本質的に異なるということ。イギリスの詩人キプリングの言葉から。
日が西から出る(ひがにしからでる)
ありえないことのたとえ。
洋の東西を問わず(ようのとうざいをとわず)
東洋も西洋も区別なく。世界中どこでも。