顰みに倣うとは
顰みに倣う
ひそみにならう
言葉 | 顰みに倣う |
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読み方 | ひそみにならう |
意味 | 事の良し悪しを考えず、むやみに人の真似をするたとえ。また、人に倣って物事をすることを謙遜していう言葉。
「顰」は、眉をひそめること。 中国の越の西施(せいし)という美女が胸の病気の痛みで顔をしかめたところ、それを見た醜女が自分も顔をしかめれば美しく見えるかと思い、真似をして眉をひそめたという故事から。 「西施の顰みに倣う」「顰みを学ぶ」ともいう。 |
出典 | 『荘子』天運 |
異形 | 西施の顰みに倣う(せいしのひそみにならう) |
顰みを学ぶ(ひそみをまなぶ) | |
場面用途 | 謙遜 / 美人・美女 |
使用語彙 | 倣う |
使用漢字 | 顰 / 倣 / 西 / 施 / 学 |
「顰」を含むことわざ
- 顔を顰める(かおをしかめる)
- 西施の顰みに倣う(せいしのひそみにならう)
- 顰みに倣う(ひそみにならう)
- 顰みを学ぶ(ひそみをまなぶ)
- 顰蹙を買う(ひんしゅくをかう)
- 眉を顰める(まゆをひそめる)
「倣」を含むことわざ
- 西施の顰みに倣う(せいしのひそみにならう)
- 顰みに倣う(ひそみにならう)
「西」を含むことわざ
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)
- 東家に食して西家に眠らん(とうかにしょくしてせいかにねむらん)
- 東西南北の人(とうざいなんぼくのひと)
- 東西を失う(とうざいをうしなう)
- 東西を弁ぜず(とうざいをべんぜず)
- 東西を弁えず(とうざいをわきまえず)
- 西風と夫婦喧嘩は夕限り(にしかぜとふうふげんかはゆうかぎり)
「施」を含むことわざ
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)
- 供養より施行(くようよりせぎょう)
- 手の施しようがない(てのほどこしようがない)
- 人に施しては慎みて念うこと勿れ(ひとにほどこしてはつつしみておもうことなかれ)
- 布施だけの経を読む(ふせだけのきょうをよむ)
- 布施ない経に袈裟を落とす(ふせないきょうにけさをおとす)
- 布施ない経は読まぬ(ふせないきょうはよまぬ)