「能力が高い」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 63 件
「能力が高い」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全63件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
頭が切れる(あたまがきれる)
頭の回転が速く、物事に対して的確な対処ができるさま。
鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
乗り手が巧みに馬を乗り回し、乗り手と馬が一体となって見えるさま。乗り手と馬の呼吸が合い、鞍の上の人と鞍の下の馬が渾然一体となっている意から。
言い得て妙(いいえてみょう)
的確で巧みに言い表している。
一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
わずかなことを聞いただけで全体を知得すること。頭の回転が速く理解力があるたとえ。
打てば響く(うてばひびく)
すぐに反応するようす。「打てば響く、叩けば鳴る、当たれば砕く」と続けてもいう。
腕が利く(うでがきく)
優れた技量を発揮することが出来る。
腕が立つ(うでがたつ)
優れた技量を持っている。
上手を行く(うわてをいく)
能力や才知などが他の人よりすぐれていること。 他の人より悪知恵が働くといった悪い意味にも使われる。
穎脱(えいだつ)
他より抜きん出た才能があること。錐の先端が袋を突き破るという意味から。
快刀、乱麻を断つ(かいとう、らんまをたつ)
込み入ってどうにもならない問題などを、鮮やかに解決することのたとえ。 「快刀」はよく切れる刀、「乱麻」はもつれた麻糸のこと。 切れ味のよい刀で、もつれた麻糸をすぱっと切るとの意から。 略して「快刀乱麻」ともいう。
咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
詩文の才能が優れていることのたとえ。 「咳唾」は咳と唾。または、他人の言葉を敬っていう語。 何気なく口から出た言葉でさえ、珠玉のように美しい名句になっているとの意から。
驥足を展ばす(きそくをのばす)
すぐれた才能を持った人がそれを十分に発揮すること。「驥足」は駿馬のすぐれた脚力のことで、転じてすぐれた才能の意。
機知に富む(きちにとむ)
その場の状況に応じて、気の利いた適切な発言ができる才能があること。
機転が利く(きてんがきく)
その場の状況に応じて、即座に適切な判断や行動ができること。
麒麟児(きりんじ)
才能・技芸の天分に恵まれ、将来性のある若者。「麒麟」は中国の想像上の動物で聖人が出現する前兆として現れるといわれた。体は鹿、ひづめは馬、尾は牛に似て、頭に一本の角があり、一説に麒は雄、麟は雌という。その麒麟の児の意から。
機を見るに敏(きをみるにびん)
好機を見極めて、素早い対応をするさま。
口が回る(くちがまわる)
滞ることなく滑らかに喋ること。 または、話が巧みであること。 「舌が回る」ともいう。
口も八丁、手も八丁(くちもはっちょう、てもはっちょう)
しゃべることも腕前も達者なこと。 「八丁」は巧み、達者であること。 単に「手も八丁」とも、また「口八丁手八丁」「手八丁口八丁」ともいう。
玄人はだし(くろうとはだし)
素人にもかかわらず、専門家顔負けにすぐれていること。玄人が履物もはかずはだしで逃げ出すほどの腕前のことから。
懸河の弁(けんがのべん)
すらすらと流れるような弁舌のこと。「懸河」は、勢いよく流れる川のことで、その川のような弁舌の意から。
恋の道には女がさかしい(こいのみちにはおんながさかしい)
色恋の駆け引きにかけては、女は男よりはるかに機転が利くということ。 「さかしい」は利口の意。
肯綮に中る(こうけいにあたる)
要所・要点を逃さず押さえること。急所をぴたりと突くこと。「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉を結ぶところで急所の意。「中る」は「当たる」とも書く。
弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)
名人・達人と呼ばれる人は、どんな道具を使っても良い成果をあげるというたとえ。書の名人の弘法大師は、筆のよしあしを選ばず常にりっぱな字を書いたことから。
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
体は小さくても、激しい気性と優れた才能を持ち、侮り難い存在のたとえ。山椒の実は小粒ながら、激しい辛味を持つことから。「山椒」は、本来「さんしょう」という。
三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
大いに弁舌をふるうこと。
三寸俎板を見抜く(さんずんまないたをみぬく)
物事を見抜く力がずばぬけて鋭いことのたとえ。 厚さ三寸の俎板(まないた)の裏側まで見抜くとの意から。
七歩の才(しちほのさい)
詩文を作る才能が非常にすぐれていること。また、詩作の早いこと。魏の曹植が、兄の文帝(曹丕)に七歩あゆむ間に詩を作れと命じられてただちに作ったという故事から。
手腕を振るう(しゅわんをふるう)
物事の解決や処理のためにすぐれた能力や技術を発揮すること。
如才がない(じょさいがない)
気が利いていて配慮が行き届いている様子。 「如才」は「如在」が変化したもので、手抜かりという意味。 「如才ない」ともいう。
隅に置けない(すみにおけない)
思いのほか才能や知識があって油断できないようす。
寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)
短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。 「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。 「寸鉄人を殺す」ともいう。
千里眼(せんりがん)
はるか遠くの出来事や、人が胸の内に伏せていることまで見通してしまう力。また、それを備えた人。 後魏の楊逸は、手下を各地に忍ばせて役人の動きを残らずつかんでいた。そうとは知らぬ人々が、あの人の目は千里の先まで届くと恐れた。
善書は紙筆を択ばず(ぜんしょはしひつをえらばず)
筆跡の確かな人は、道具の出来を言い立てない。 手さえ定まっていれば、紙や筆が何であろうと字は整うということ。 善書は、字を書くことに長けた人。
造詣が深い(ぞうけいがふかい)
学問や芸術などの深い知識や技能を持ち、すぐれた理解力があること。
多多益益弁ず(たたますますべんず)
仕事が多ければ多いほど上手く処理するということ。また、数が多ければ多いほど都合がよいということ。 「弁ず」は、処理するという意。 中国漢の高祖が、臣下の韓信に統率できる兵の数を尋ねたところ「兵は多ければ多いほど上手く使える」と答えたという故事から。
達人は大観す(たつじんはたいかんす)
広く道理に通じた人は、物事の全体を見きわめて、正しい判断を下すということ。「達人」は物事の道理に深く通じた人、「大観」は広く全体を見通すこと。
立て板に水(たていたにみず)
立てかけた板に水を流すように、すらすらとよどみなく話すことのたとえ。
手は一生の宝(てはいっしょうのたから)
文字を巧みに書くことは、一生の宝だということ。
てらつつきの子は卵から頷く(てらつつきのこはたまごからうなずく)
殻を破る前から、木をつつく時と同じ首の使い方を見せるらしい。 後に何をする者かは、物心のつかぬうちの仕草にもう出ている。
頭角を現す(とうかくをあらわす)
まわりの誰よりも力量が勝っていることが、はた目にもはっきりしてくること。「頭角」は頭のてっぺんを指し、居並ぶ人の上へ抜き出た姿になぞらえた言い方。
堂に入る(どうにいる)
学問や技芸がすっかり身についているようす。
名が高い(ながたかい)
その人の価値や能力が高く評価され、その名が広く世間に知れ渡っていること。
能書筆を択ばず(のうしょふでをえらばず)
書にすぐれた人は筆のよしあしに関係なく、どんな筆を使ってもすぐれた字を書くということ。
籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す(はかりごとをいあくにめぐらし、かちをせんりのほかにけっす)
幕舎の奥で策を巡らすだけで、はるか彼方の戦の勝敗を決めてしまうこと。前線に出ずに全体を動かす、参謀の働きをいう。 漢の高祖が張良の力量をこう言い表した。「籌」ははかりごと、「帷幄」は幕で囲った将の居所のこと。
裸足で逃げる(はだしでにげる)
本職の者が勝ち目なしと見て、身なりを構う余裕もなく退散する。それほど抜きん出た腕前であることを、退く側のあわてぶりのほうから言い表す。
鼻が利く(はながきく)
隠し事などを見抜いたり、利益になりそうなことを探し出したりする能力がすぐれていること。
左は勝手、右は得手(ひだりはかって、みぎはえて)
何でも巧みにやれることのたとえ。「勝手」は自由に使いこなせること、「得手」は得意とすること。左手も右手も自由自在に使えるということから。
筆が立つ(ふでがたつ)
文章を書くのがうまいこと。
弁が立つ(べんがたつ)
聞いている人を引き付けたり、納得させたりすることがうまいこと。弁舌が巧みであること。
右に出る者がない(みぎにでるものがない)
一番すぐれていて、その人に優る者がいないということ。昔、中国で右を上席としたことから。
見る目がある(みるめがある)
物事を正しく判断したり性質を見抜いたりする能力があること。
無冠の帝王(むかんのていおう)
特別な地位などは持っていないが、実力を有している者のこと。 スポーツなどで、極めてすぐれた能力を持ちながら、大きなタイトルを獲得できずにいる人。 または、ジャーナリストや新聞記者などの自称。権力に屈することなく評論する人という意味から。
目から鼻へ抜ける(めからはなへぬける)
非常に頭の回転が速く、利口で賢いさまのたとえ。また物事の判断がすばやく抜け目がないさまをいう。
目が利く(めがきく)
物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目が高い(めがたかい)
人や物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目先が利く(めさきがきく)
先の事を見通して、適切な判断や行動ができること。 「目先」は「目前」とも書く。
目端が利く(めはしがきく)
その場の状況に応じたとっさの行動ができること。
餅は餅屋(もちはもちや)
日々それを担ってきた者の手際には、よその者はどうしても届かない。生半可に自分で片づけようとせず、はじめからそちらへ回すのが結局は近道になる。
役者が一枚上(やくしゃがいちまいうえ)
能力や駆け引きなどが一段とすぐれていること。 芝居の番付や看板で、上位のものから順に名前が書かれていることから。
融通が利く(ゆうずうがきく)
状況に応じた適切な対応や処理ができること。
要領がいい(ようりょうがいい)
物事の処理の仕方がうまいこと。 また、自分に有利になるように、巧みに立ち回ること。
読みが深い(よみがふかい)
物事の真相を理解する能力がすぐれていること。 また状況の移り変わりを先まで見通していること。
良工は材を択ばず(りょうこうはざいをえらばず)
すぐれた技術を持つ人は、材料の良し悪しなど問題にしないということ。
