「ぶ」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「ぶ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
分がある(ぶがある)
勝負などで勝つ見込みがあること。
分が悪い(ぶがわるい)
勝負などで勝つ見込みがないこと。
武士に二言はない(ぶしににごんはない)
武士は信義を重んじるので、一度口にしたことは必ず守るということ。男が一度約束したことは必ず守るということのたとえ。
武士の情け(ぶしのなさけ)
武士が自分より弱い者に与える恩恵のこと。転じて、強い者が弱い者をあわれんで思いやる気持ちのたとえ。
武士は相身互い(ぶしはあいみたがい)
武士同士は同じ立場にあるのだから、互いに理解し合って助け合うべきだということ。転じて、同じ立場にある者は、思いやりをもって互いに助け合うべきだということ。
武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。
無精者の一時働き(ぶしょうもののいっときばたらき)
いつも怠けている者が、急に思い立って働いても、一時的だということ。また、そういう者をあざけっていう言葉。
無精者の隣働き(ぶしょうもののとなりばたらき)
自分の家の用は頼まれても何もしない無精な人間が、隣の家では余計な事まで手伝うということ。
豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
どんなに立派で価値があっても、その価値がわからない者には無意味であることのたとえ。
豚に念仏、猫に経(ぶたにねんぶつ、ねこにきょう)
ありがたい教えも理解できないものにとっては、なんの効果もないことのたとえ。
豚もおだてりゃ木に登る(ぶたもおだてりゃきにのぼる)
おだてられて気をよくすると、能力以上のことでもできるというたとえ。
豚を盗んで骨を施す(ぶたをぬすんでほねをほどこす)
大きな悪事の償いとして、少しの善行をすることのたとえ。
ブルータス、お前もか(ぶるーたす、おまえもか)
最も信頼していた相手に裏切られた時の嘆きの言葉。古代ローマの英雄カエサルが暗殺される時、相手の中にかわいがり心を許していたブルータスがいるのを見て発したとされる言葉。
分相応に風が吹く(ぶんそうおうにかぜがふく)
人にはそれぞれの身分や地位に応じた生き方があるということ。
文は人なり(ぶんはひとなり)
文章には、筆者の人柄がそのまま表れ、読めば筆者の人となりが推察出来るということ。
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