万緑叢中紅一点とは
万緑叢中紅一点
ばんりょくそうちゅうこういってん
言葉 | 万緑叢中紅一点 |
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読み方 | ばんりょくそうちゅうこういってん |
意味 | 多数の男性の中に、女性が一人華やかに混じっていることのたとえ。また、多くのものの中で、ただ一つ際立っているもののたとえ。
「万緑」は見渡す限り一面の緑、「叢中」はくさむらの中のこと。 見渡す限りの緑の草木の中に、紅い花が一輪あでやかに咲いている意から。 略して「紅一点」ともいう。 |
使用語彙 | 紅一点 / 一点 |
使用漢字 | 万 / 緑 / 叢 / 中 / 紅 / 一 / 点 |
「万」を含むことわざ
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 風邪は万病のもと(かぜはまんびょうのもと)
- 食後の一睡、万病円(しょくごのいっすい、まんびょうえん)
- 食後の一睡、万病丹(しょくごのいっすい、まんびょうたん)
- 千石取れば万石羨む(せんごくとればまんごくうらやむ)
- 千石万石も米五合(せんごくまんごくもこめごごう)
- 千石万石も飯一杯(せんごくまんごくもめしいっぱい)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 先手は万手(せんてはまんて)
- 千万人と雖も吾往かん(せんまんにんといえどもわれゆかん)
- 知恵は万代の宝(ちえはばんだいのたから)
- 長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)
- 鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん)
- 天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ)
- 富は一生の宝、知は万代の宝(とみはいっしょうのたから、ちはばんだいのたから)
- 人間一生二万日(にんげんいっしょうにまんにち)
- 人間は万物の尺度である(にんげんはばんぶつのしゃくどである)
- 人間万事金の世の中(にんげんばんじかねのよのなか)
- 人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
- 鼻糞丸めて万金丹(はなくそまるめてまんきんたん)
- 万斛の涙(ばんこくのなみだ)
- 万死一生を顧みず(ばんしいっしょうをかえりみず)
- 万死に一生を得る(ばんしにいっしょうをえる)
- 万死の中に一生を得(ばんしのうちにいっしょうをう)
「緑」を含むことわざ
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
- 柳は緑花は紅(やなぎはみどりはなはくれない)
- 緑林(りょくりん)
「叢」を含むことわざ
- 月に叢雲、花に風(つきにむらくも、はなにかぜ)
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
「中」を含むことわざ
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 川中には立てど人中には立たれず(かわなかにはたてどひとなかにはたたれず)
- 眼中に入れない(がんちゅうにいれない)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 眼中人なし(がんちゅうひとなし)
- 胸中、成竹あり(きょうちゅう、せいちくあり)
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 口中の虱(こうちゅうのしらみ)
- 壺中の天地(こちゅうのてんち)
- コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)
- 沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
- 三人知れば世界中(さんにんしればせかいじゅう)
- 四月の中の十日に心なしに雇われるな(しがつのなかのとおかにこころなしにやとわれるな)
- 獅子、身中の虫(しし、しんちゅうのむし)
- 死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)
- 死中に生を求める(しちゅうにせいをもとめる)
- 手中に収める(しゅちゅうにおさめる)
- 掌中に収める(しょうちゅうにおさめる)
「紅」を含むことわざ
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
- 顔に紅葉を散らす(かおにもみじをちらす)
- 紅は園生に植えても隠れなし(くれないはそのうにうえてもかくれなし)
- 紅一点(こういってん)
- 紅灯の巷(こうとうのちまた)
- 紅涙を絞る(こうるいをしぼる)
- 誰に見しょとて紅鉄漿つける(だれにみしょとてべにかねつける)
- 紅葉を散らす(もみじをちらす)
- 柳は緑花は紅(やなぎはみどりはなはくれない)
- 林間に酒を煖めて紅葉を焼く(りんかんにさけをあたためてこうようをたく)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一か八か(いちかばちか)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一言もない(いちごんもない)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一日の計は晨にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一字の師(いちじのし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 一段落つく(いちだんらくつく)
「点」を含むことわざ
- 赤信号が点く(あかしんごうがつく)
- 一点張り(いってんばり)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がってんがいく)
- 合点承知(がってんしょうち)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
- 紅一点(こういってん)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 焦点を合わせる(しょうてんをあわせる)
- 焦点を絞る(しょうてんをしぼる)
- 重点を置く(じゅうてんをおく)
- 爪に火を点す(つめにひをともす)
- 点数を稼ぐ(てんすうをかせぐ)
- 点滴、石を穿つ(てんてき、いしをうがつ)
- 点を打つ(てんをうつ)
- 早合点の早忘れ(はやがてんのはやわすれ)
- 百も承知、二百も合点(ひゃくもしょうち、にひゃくもがてん)
- 目が点になる(めがてんになる)