「投」を含む故事・ことわざ・慣用句
「投」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
暗影を投じる(あんえいをとうじる)
これからの成り行きに対する不安を投げかけること。 「暗影」は暗い影。転じて不安や不吉の兆し。
暗影を投ずる(あんえいをとうずる)
これからの成り行きに対する不安を投げかけること。 「暗影」は暗い影。転じて不安や不吉の兆し。
意気投合する(いきとうごうする)
互いの気持ちがぴったりと一致すること。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
わずかな労力のこと。また、細かい一つ一つの動作や行動のこと。 一度手を挙げ、一度足を動かすとの意から。
一石を投じる(いっせきをとうじる)
平穏なところに反響を呼ぶような問題を投げかけること。静かな水面に石を一つ投げると波紋が生じるところから。
命を投げ出す(いのちをなげだす)
死んだつもりで一生懸命事に当たる。
賽は投げられた(さいはなげられた)
事がもう始まったからには、覚悟を決めてやり抜くよりほかに道はないということ。ローマの武将カエサルが、法を破り軍を率いてルビコン川を渡る時に言ったといわれる言葉。
匙を投げる(さじをなげる)
医者が、治る見込みがないと病人を見放すこと。また、成功の見込みが立たずあきらめること。医者が薬を調合するさじを投げ出す意から。
思案投げ首(しあんなげくび)
よい案が浮かばずに悩み、首を傾けている様子。 「思案」はいろいろと考えること。 「投げ首」は首を傾げている様子。
背負い投げを食う(しょいなげをくう)
大事な局面で信頼していた人に裏切られて酷い思いをすること。 「背負い投げ」は「せおいなげ」とも読む。
時機に投ずる(じきにとうずる)
機会を利用してうまく物事を行うこと。または、時代の流れに乗って行動すること。
時好に投ずる(じこうにとうずる)
時代の風潮に合って、世間にもてはやされること。
背負い投げを食う(せおいなげをくう)
大事な局面で信頼していた人に裏切られて酷い思いをすること。 「背負い投げ」は「せおいなげ」とも読む。
タオルを投げる(たおるをなげる)
ボクシングで、選手がこれ以上戦えないと判断したセコンドが、リング内にタオルを投げ入れること。転じて、意欲を喪失して物事を途中でやめること。
卵を以て石に投ず(たまごをもっていしにとうず)
損ばかりでなんにもならないことのたとえ。また、道理の通らない愚かな行為のたとえ。石に卵を投げつけても卵が割れるだけで石はなんともないことから。