傷持つ足
ことわざ「傷持つ足」の意味・読み方・異形などを解説します。
傷持つ足
きずもつあし
| 言葉 | 傷持つ足 |
|---|---|
| 読み方 | きずもつあし |
| 意味 | 隠しておきたい悪事や過ちを抱え込んだ人が、それが明るみに出るのをいつも恐れ、心の休まる時がないさまを言うたとえ。
足にある傷で、人目にさらせない昔の悪事を表す。また、「傷持つ脛(すね)」とも言う。「傷持つ足の下り坂」と続けた形は、「下り坂」で成り行きの悪化を表し、やましさから普段も腰の引けている者が、立場があやうくなると、たちまち逃げ去るさまを言う。 意味の同じ形に脛に疵持つがあり、びくびくして平気でいられない者を言う脛に疵持てば笹原走るも近い。 |
| 例文 | 経費をごまかしていた課長は傷持つ足で、監査が入ると聞いただけで顔色が変わった。 |
| 異形 | 傷持つ脛(きずもつすね) |
| 傷持つ足の下り坂(きずもつあしのくだりざか) | |
| 場面 | 怯える / 悪い行い / 秘密 |
| 使用漢字 | 傷 / 持 / 足 / 脛 / 下 / 坂 |
「傷」を含むことわざ
- 看板に傷が付く(かんばんにきずがつく)
- 雉を食えば三年の古傷も出る(きじをくえばさんねんのふるきずもでる)
- 傷が付く(きずがつく)
- 傷口に塩を塗る(きずぐちにしおをぬる)
- 傷弓の鳥(しょうきゅうのとり)
- 脛に傷を持つ(すねにきずをもつ)
- 手を出して火傷する(てをだしてやけどする)
- 根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
- 古傷は痛み易い(ふるきずはいたみやすい)
- 火傷、火に怖じる(やけど、ひにおじる)
「持」を含むことわざ
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 卯の時雨に笠持つな(うのときあめにかさもつな)
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 男は気で持て(おとこはきでもて)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
「足」を含むことわざ
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足がある(あしがある)
- 足が重い(あしがおもい)
- 足が竦む(あしがすくむ)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
「脛」を含むことわざ
- 親の脛を齧る(おやのすねをかじる)
- 鴨の脛(かものはぎ)
- 子宝、脛が細る(こだから、すねがほそる)
- 脛一本、腕一本(すねいっぽん、うでいっぽん)
- 脛に疵持つ(すねにきずもつ)
- 脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)
- 鶴の脛も切るべからず(つるのはぎもきるべからず)
- 我が脛に鎌(わがすねにかま)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
