「破」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 28 件
「破」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
世の中が太平であることのたとえ。周公が中国を統治していた頃は天下泰平で、雨は静かに降って土のかたまりを壊さず、風は木の枝も動かないように静かに吹いたという故事から。
石破れ天驚く(いしやぶれてんおどろく)
聞く者の度肝を抜くほど、思いもよらぬ冴えを放つこと。詩や調べについていう。 石が砕けて天までもが色を失う、と李賀が詩に詠んだ句から。
磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
物事が達成する直前で失敗してしまうこと。 港の近くまできた船が難破してしまうとの意から。
川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
長い航海を終えて港付近の川口で難破することから、成功の直前で失敗することのたとえ。 または、出航時に川口で船を損なうことから、物事の出だしで失敗することのたとえ。
癇癪持ちの事破り(かんしゃくもちのことやぶり)
気短な人間は少しのことでも怒り出して、決まりかけた話や計画を台無しにしてしまうことがあるということ。
口の虎は身を破る(くちのとらはみをやぶる)
口から出た一言が虎となって、言った本人に牙を剝く。物言いは控えめにという戒め。
国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
戦乱で国が滅びても、自然の山や川はもとのままの姿で存在しているということ。
山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
山中にいる賊を討伐するのは簡単だが、心の中の邪念に打ち勝つのは難しいというたとえ。
序破急(じょはきゅう)
物事の始めと中と終わりのこと。また、緩急の変化のこと。舞楽や能楽などを構成する三区分の名称から。
千日の行を一度に破る(せんにちのぎょうをいちどにやぶる)
長い間苦労してきたことが、わずかな失敗によって無駄になってしまうことのたとえ。 百日間も説いてきた説法も、お坊さんのおなら一つでありがたみがなくなってしまうとの意から。
沈黙を破る(ちんもくをやぶる)
今まで黙っていた人が喋り始めること。 また、一時的に活動を停止していたものが、再び活動し始めること。
道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
いかに正しい道理であっても法には勝てないということ。
破瓜(はか)
瓜の字を縦に二分すると、八と八に分かれることから、8+8で、女性の16歳のこと。また、8×8で、男性の64歳のこと。
破瓜の年(はかのとし)
瓜の字を二つに破ると二つの八の字になり、八と八を足すと十六、八と八を掛けると六十四になるということから、女性の十六歳、または男性の六十四歳のこと。
破鏡(はきょう)
夫婦が別れること。離婚。
昔、やむをえず離れて暮らすことになった夫婦が、半分に割った鏡をそれぞれ持ち、愛情の証として別れた。
後に、妻が別の男と関係を持ったため、妻の持っていた鏡はカササギとなって夫の所へ飛んでいき、不義が知れて離縁になったという故事から。破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)
離縁した夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。また、一度してしまったことは取り返しがつかないというたとえ。 「破鏡」は割れた鏡のこと。 割れた鏡は再び物を映さないとの意から。
伯牙、琴を破る(はくが、ことをやぶる)
心の通じ合った無二の親友と死別して悲観にくれるたとえ。中国、春秋時代に琴の名手の伯牙が、その琴の音を理解してくれた友人鐘子期の死後、二度と琴を弾かなかったという故事から。
破竹の勢い(はちくのいきおい)
一度動き出したら誰にも押しとどめられない進み方。序盤で流れをつかんだ側が、そのまま最後まで押し切っていく形をいう。 呉を攻めた晋の杜預が、いまの軍の勢いは竹を割るのと同じで、初めの数節さえ裂ければあとは刃を迎えて自ずと割れると言い、そのまま攻め落とした。
発破を掛ける(はっぱをかける)
気合いの入らない相手に荒い言葉を投げつけ、勢いづかせること。「発破」は岩を砕く火薬をいう。
八方破れ(はっぽうやぶれ)
備えがなく、隙だらけであること。 または、生活態度が勝手気ままな様子。
破天荒(はてんこう)
人の成し得なかったことを初めてすること。前代未聞。未曾有。
「天荒」は未開の荒れ地の意。
唐の時代、官吏登用試験の合格者が一人も出なかった荊州(けいしゅう)は、人々から「天荒」といわれていたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」といわれたという故事から。美女舌を破る(びじょしたをやぶる)
君主が美女に惑わされて、いさめる忠臣の言葉も聞き入れられないということ。
舟を沈め釜を破る(ふねをしずめかまをやぶる)
退く道を自分で断ち切って、命がけで事に当たること。川を渡ったあと舟を沈め、飯を炊く釜を壊して、引き返せなくしたという故事から。
破れかぶれ(やぶれかぶれ)
もうどうにでもなれ、という気持ちで、やけになって行動するさま。
破れても小袖(やぶれてもこそで)
はじめの仕立てがよいものは、傷んだからといって安物と同じ扱いには落ちない。 「小袖」は、綿を入れた絹の着物。破れても絹は絹で、生地の良さまで失われはしないとの意から。
横紙破り(よこがみやぶり)
自分の考えを無理に押し通すこと。また、そういうことをする人。和紙は縦に目が通っているため、横には破りにくいが、それを無理やり横に破ることから。
落花枝に返らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず)
一度こわれた男女の仲は、再びもとに戻ることはないというたとえ。散り落ちた花は再びもとの枝に返ることはなく、割れた鏡は再び物をうつすことはできない意から。
破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)
どこか欠けたところのある者にも、その欠けに納まる連れ合いはいる。 自分たち夫婦を低く言うときの言葉で、人様の縁組みに向けて使うものではない。 「綴じ蓋」は、繕って使っている蓋。
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