「早」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 31 件
「早」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
年々衰える年寄りの健康状態を、急速に暮れていく秋の夕日にたとえたことば。
足が早い(あしがはやい)
商品の売れ行きがよいこと。 また、食べ物が腐るのがはやく、長持ちしないこと。
生まれたあとの早め薬(うまれたあとのはやめぐすり)
時機に間に合わず、何の役にも立たないことのたとえ。 赤ん坊が生まれた後で、出産を促す薬を飲むとの意から。
遅牛も淀、早牛も淀(おそうしもよど、はやうしもよど)
早い遅いの差はあっても、結果は同じだからあわてることはないということ。 「淀」は京都市伏見区にある地名で、集荷場として栄えた場所。 荷物を運ぶ牛の歩みに多少の差があっても、結局行き着く所は淀であるとの意から。 「早牛も淀、遅牛も淀」ともいう。
遅かれ早かれ(おそかれはやかれ)
遅いか早いかの違いはあっても、いつかはそのようになることをいう言葉。いずれそのうちに。いつかは必ず。
気が早い(きがはやい)
せっかちな様子。急いで物事をおこなう様子。
芝居は無筆の早学問(しばいはむひつのはやがくもん)
書物に向かえない者でも、舞台を見ているあいだに世の移り変わりや人の道筋が呑み込めてくる。 芝居小屋が、そのまま教場の役をしていた。 「芝居は一日の早学問」ともいう。
滑り道とお経は早い方がよい(すべりみちとおきょうははやいほうがよい)
滑りやすい道は人より先を歩く方が歩きやすく、退屈なお経は早く終わる方がありがたいということ。 「滑り道と観音経は早い方がよい」ともいう。
近惚れの早飽き(ちかぼれのはやあき)
夢中になるのが早い人は飽きるのも早いということ。「近惚れ」は惚れやすいということ。
聾の早耳(つんぼのはやみみ)
耳の悪い人は普段はあまり聞こえないが、悪口などの聞こえなくてもよいことにはよく聞こえるということ。 または、よく聞こえていないのに聞こえたように振る舞って早合点すること。
手が早い(てがはやい)
すぐに暴力をふるうこと。 または、すぐに物事を処理することができること。 また、すぐに女性と関係を持つこと。
話が早い(はなしがはやい)
話そうとしていることを相手が既に知っているため、説明する必要がない様子。
早いのが一の芸(はやいのがいちのげい)
物事を手早く処理するのも芸のうちということ。また、仕事は手早いことが大切で、技巧は二の次ということ。
早い話が(はやいはなしが)
手短に言えば。要するに。 話を手早く済ませようとする時に使う言葉。
早いばかりが能じゃない(はやいばかりがのうじゃない)
一つのことだけが能力や価値を示すのではなく、ほかにも大切な面があるということを表す言い方。「〜だけが能じゃない」「〜ばかりが能じゃない」の形で、特定の行為や側面にとらわれず、より広い視野を持つべきだという意味を示す。
早い者勝ち(はやいものがち)
何事も人より早いほうが有利だということ。 「早いが勝ち」ともいう。
早い者に上手なし(はやいものにじょうずなし)
仕事が早いものには、仕上がりが雑になるという短所があるということ。
早起き三両、倹約五両(はやおきさんりょう、けんやくごりょう)
早起きと倹約はどちらも大きな利益になるというたとえ。 「朝起き三両始末五両」ともいう。
早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
人より先に起き出した者には、その分だけ拾えるものがある。 一度きりでは知れた額でも、積もれば侮れない。 「三文」は、数えるに足らない小銭のこと。 「朝起きは三文の徳」「早起きは三文の得」「朝起きは七つの徳」ともいう。
早かろう悪かろう(はやかろうわるかろう)
早く仕上げた仕事は、手落ちが多く雑になりがちだということ。
早勝ちは糞勝ち(はやがちはくそがち)
勝負で最初に勝つのは当てにならないということ。 「初めの勝ちは糞勝ち」「早勝ちは糞勝ち」ともいう。
早合点の早忘れ(はやがてんのはやわすれ)
飲み込みの早い人は忘れるのも早いので当てにならないということ。 「早覚えの早忘れ」「早飲み込みの早忘れ」ともいう。
早鐘を打つ(はやがねをうつ)
胸の鼓動が普段より速く強く鳴り続けること。落ち着かない気持ちが、そのまま体の音になって出てしまう。
早く咲かば早く散る(はやくさかばはやくちる)
早熟な者や若くして成功した者は、人生の下り坂にさしかかるのも早いというたとえ。
早くて悪し大事なし、遅くて悪し猶悪し(はやくてわるしだいじなし、おそくてわるしなおわるし)
早く仕上げた仕事の出来が悪いのは仕方がないが、仕上がりが遅くて出来が悪いのは許しがたいということ。
早寝早起き、病知らず(はやねはやおき、やまいしらず)
早寝早起きの習慣をつければ、健康に恵まれて病気もしないということ。
早飯も芸のうち(はやめしもげいのうち)
膳を片づける速さは、人に使われる身では一つの腕前として通る。ほかに見せ場のない者を、からかい半分に持ち上げるときにも使う。
まだ早いが遅くなる(まだはやいがおそくなる)
まだ早いとのんびり構えていると、結局は手遅れということになりかねない。何事も油断は禁物だということ。
耳が早い(みみがはやい)
噂などを聞きつけるのがはやい様子。
目が早い(めがはやい)
人より先に気がついて見つけること。また、物事の善し悪しをすぐに見て取ること。
