「端」を含む故事・ことわざ・慣用句
「端」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
他人の助言をいちいち聞いていると、何事もやり遂げることが出来ないというたとえ。 道に面した場所に家を建てようとすると、口出しをする人が多くてなかなか出来上がらないとの意から。
異端(いたん)
その世界や時代で正しいとされていない宗教や思想。
口の端に掛かる(くちのはにかかる)
人々の話題になったり、噂になったりすること。
口の端に上る(くちのはにのぼる)
人々の話題になったり、噂になったりすること。
木っ端を拾うて材木を流す(こっぱをひろうてざいもくをながす)
小事にかまけて大事に失敗するたとえ。木のきれはしを集めて材木を流してしまうということから。
子供川端、火の用心(こどもかわばた、ひのようじん)
子どもが川に落ちないように注意することと、火の用心をすることが大事だということ。
千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
あらゆる点で、まったく手落ちがない様子。「千緒万端」は多くの事柄、「遺漏」は手落ち。
他人の別れ棒の端(たにんのわかれぼうのはし)
夫婦が離婚すると、赤の他人よりも疎遠になってしまい、お互いに棒切れほどにしか思わなくなるということ。
環の端無きが如し(たまきのはしなきがごとし)
巡り巡って終わりがないことのたとえ。 「環」は、輪の形をした飾り。 輪の形をしている環に端がないように、終わりがないとの意。
手纏の端無きが如し(たまきのはしなきがごとし)
巡り巡って終わりがないことのたとえ。 「環」は、輪の形をした飾り。 輪の形をしている環に端がないように、終わりがないとの意。
端倪すべからず(たんげいすべからず)
物事の成り行きを安易に推測することができないこと。 計り知れない、推しはかることができないといった意味で使われる。 「端倪」は、物事の初めと終わり、また物事の初めから終わりまで推測すること。
端を発する(たんをはっする)
そのことがきっかけとなり、物事が始まる。
端を開く(たんをひらく)
新たに物事が始まるきっかけをつくる。
躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし)
自分にかかわるすべてのものが、なんらかの因縁で結ばれているということ。 ふとつまずいた石も、多くの石の中で何かの縁があってつまずいたのであるとの意から。
出端を折る(ではなをおる)
出端を挫く(ではなをくじく)
物事をし始めたばかりのところを妨害して、中断させたり意欲をなくさせたりすること。 「出端」は「出鼻」とも書き、「ではな」ともいう。 「出端を折る」ともいう。
出端を折る(でばなをおる)
出端を挫く(でばなをくじく)
物事をし始めたばかりのところを妨害して、中断させたり意欲をなくさせたりすること。 「出端」は「出鼻」とも書き、「ではな」ともいう。 「出端を折る」ともいう。
年端も行かぬ(としはもいかぬ)
若いこと。幼い年頃であること。
端から和尚はない(はなからおしょうはない)
物事には順序や段階があり、一足飛びには上に進めないというたとえ。「端」は、物事の最初の意。
目端が利く(めはしがきく)
その場の状況に応じたとっさの行動ができること。
両端を持す(りょうたんをじす)
どちらに付くか迷い、あいまいな態度をとること。