化して春泥と作り、更に花を護らん
ことわざ「化して春泥と作り、更に花を護らん」の意味・読み方を解説します。
化して春泥と作り、更に花を護らん
かしてしゅんでいとなり、さらにはなをまもらん
| 言葉 | 化して春泥と作り、更に花を護らん |
|---|---|
| 読み方 | かしてしゅんでいとなり、さらにはなをまもらん |
| 意味 | 散った花びらは地面に落ちて春のぬかるみに混じり、やがて土の養分となって次の花を守り育てる。この姿になぞらえて、地位や役目を失って表舞台を去った身でも、なお自分の大切なもののために陰で力を尽くそうという覚悟をうたった句。
清の時代の学者で詩人の龔自珍(きょうじちん)が、役人の職を辞めて故郷へ戻る旅の中でよんだ連作の詩の一首に含まれ、原文は「化作春泥更護花」。すぐ前の句「落紅不是無情物」は、散った赤い花びらにも心がある、の意。 散った花が根もとの土にかえる様子は 花は根に鳥は古巣に にも出てくるが、あちらが物事は元の所へ戻ると説くのに対し、こちらは土にかえったあとも花のために働き続けるところに重きがある。 |
| 例文 | 定年で会社を離れた父は「化して春泥と作り、更に花を護らんだよ」と笑って、いまは地域の少年野球の世話役を買って出ている。 |
| 出典 | 龔自珍「己亥雑詩」 |
| 場面 | 信念を貫く / 花 |
| 使用漢字 | 化 / 春 / 泥 / 作 / 更 / 花 / 護 |
「化」を含むことわざ
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)
- 狐と狸の化かし合い(きつねとたぬきのばかしあい)
- 狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
- 気の利いた化け物は引っ込む時分(きのきいたばけものはひっこむじぶん)
- 下戸と化け物はない(げことばけものはない)
- 今度と化け物には行き会った事がない(こんどとばけものにはいきあったことがない)
- 時雨の化(じうのか)
- 狸が人に化かされる(たぬきがひとにばかされる)
- 無い物は金と化け物(ないものはかねとばけもの)
「春」を含むことわざ
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)
- 春秋高し(しゅんじゅうたかし)
- 春秋に富む(しゅんじゅうにとむ)
- 春秋の筆法(しゅんじゅうのひっぽう)
- 春眠、暁を覚えず(しゅんみん、あかつきをおぼえず)
- 春蘭秋菊倶に廃すべからず(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)
- 時節の梅花春風を待たず(じせつのばいかしゅんぷうをまたず)
- 池塘春草の夢(ちとうしゅんそうのゆめ)
- 年寄りの達者、春の雪(としよりのたっしゃ、はるのゆき)
「泥」を含むことわざ
- 歩く足には泥が付く(あるくあしにはどろがつく)
- 砂に黄金、泥に蓮(いさごにこがね、でいにはちす)
- 位牌に泥を塗る(いはいにどろをぬる)
- 嘘つきは泥棒の始まり(うそつきはどろぼうのはじまり)
- 雲泥の差(うんでいのさ)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 尾を泥中に曳く(おをでいちゅうにひく)
- 顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)
- 泥酔(でいすい)
- 泥中の蓮(でいちゅうのはす)
「作」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 一日作さざれば一日食らわず(いちじつなさざればいちじつくらわず)
- 一生の不作(いっしょうのふさく)
- 色を作す(いろをなす)
- 斧を磨いて鍼を作る(おのをみがいてはりをつくる)
- 女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る(おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる)
- 会心の作(かいしんのさく)
「更」を含むことわざ
- 化して春泥と作り、更に花を護らん(かしてしゅんでいとなり、さらにはなをまもらん)
- 貞女は二夫を更めず(ていじょはじふをあらためず)
- 満更捨てたものでもない(まんざらすてたものでもない)
- 満更でもない(まんざらでもない)
「花」を含むことわざ
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 雨は花の父母(あめははなのふぼ)
- 石に花咲く(いしにはなさく)
- 一輪咲いても花は花(いちりんさいてもはなははな)
- 炒り豆に花が咲く(いりまめにはながさく)
- 言わぬが花(いわぬがはな)
- 隠逸花(いんいつか)
- 美しい花には棘がある(うつくしいはなにはとげがある)
「護」を含むことわざ
- 化して春泥と作り、更に花を護らん(かしてしゅんでいとなり、さらにはなをまもらん)
- 病を護りて医を忌む(やまいをまもりていをいむ)
