化して春泥と作り、更に花を護らん

ことわざ「化して春泥と作り、更に花を護らん」の意味・読み方を解説します。

言葉化して春泥と作り、更に花を護らん
読み方かしてしゅんでいとなり、さらにはなをまもらん
意味散った花びらは地面に落ちて春のぬかるみに混じり、やがて土の養分となって次の花を守り育てる。この姿になぞらえて、地位や役目を失って表舞台を去った身でも、なお自分の大切なもののために陰で力を尽くそうという覚悟をうたった句。
清の時代の学者で詩人の龔自珍(きょうじちん)が、役人の職を辞めて故郷へ戻る旅の中でよんだ連作の詩の一首に含まれ、原文は「化作春泥更護花」。すぐ前の句「落紅不是無情物」は、散った赤い花びらにも心がある、の意。
散った花が根もとの土にかえる様子は 花は根に鳥は古巣に にも出てくるが、あちらが物事は元の所へ戻ると説くのに対し、こちらは土にかえったあとも花のために働き続けるところに重きがある。
例文定年で会社を離れた父は「化して春泥と作り、更に花を護らんだよ」と笑って、いまは地域の少年野球の世話役を買って出ている。
出典龔自珍「己亥雑詩」
場面信念を貫く / 花
使用漢字化 / 春 / 泥 / 作 / 更 / 花 / 護

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