女郎に誠あれば晦日に月が出る
ことわざ「女郎に誠あれば晦日に月が出る」の意味・読み方・異形などを解説します。
女郎に誠あれば晦日に月が出る
じょろうにまことあればみそかにつきがでる
| 言葉 | 女郎に誠あれば晦日に月が出る |
|---|---|
| 読み方 | じょろうにまことあればみそかにつきがでる |
| 意味 | 遊女が客に聞かせる言葉が本心から出ていることは決してない、とたとえた句。
昔の暦(陰暦)は月の満ち欠けで日付を数えたので、毎月の終わりの日「晦日」には夜空に月が見えなかった。遊女に真心があるのなら晦日の夜にも月が昇るだろうと言い表して、どちらも起きるはずがないと示す。 「女郎」は遊女(かつて遊郭にいて、男の客の相手を仕事にした女性)、「誠」はうそいつわりのない心をいう。「女郎に誠があれば晦日に月が出る」ともいう。遊女の真心を信じるなという句に傾城に誠なしがある。また、卵の四角には「卵の四角と女郎の誠」という長い形があって、遊女の真心を四角い卵と並ぶありえないものの例にしている。 |
| 例文 | 「あなただけよ」と言われて有頂天の友人に、遊び慣れた先輩は「女郎に誠あれば晦日に月が出るというぞ」と肩をたたいた。 |
| 異形 | 女郎に誠があれば晦日に月が出る(じょろうにまことがあればみそかにつきがでる) |
| 場面 | 嘘・偽り |
| 使用漢字 | 女 / 郎 / 誠 / 晦 / 日 / 月 / 出 |
「女」を含むことわざ
- 赤い信女(あかいしんにょ)
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 商人の空誓文と女の怖いは皆嘘(あきんどのそらせいもんとおんなのこわいはみなうそ)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- 朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
- 東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
「郎」を含むことわざ
- 一姫二太郎(いちひめにたろう)
- 木七竹八塀十郎(きしちたけはちへいじゅうろう)
- 娑婆で見た弥次郎(しゃばでみたやじろう)
- 次郎にも太郎にも足りぬ(じろうにもたろうにもたりぬ)
- 卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと)
- 猫に木天蓼お女郎に小判(ねこにまたたびおじょろうにこばん)
「誠」を含むことわざ
- 内に誠あれば外に形る(うちにまことあればそとにあらわる)
- 傾城に誠なし(けいせいにまことなし)
- 巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)
- 至誠天に通ず(しせいてんにつうず)
- 上手な偽りより下手な誠(じょうずないつわりよりへたなまこと)
- 卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと)
- 丹誠を込める(たんせいをこめる)
- 誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり(まことはてんのみちなり、これをまことにするはひとのみちなり)
- 我が身に偽りある者が人の誠を疑う(わがみにいつわりあるものがひとのまことをうたがう)
「晦」を含むことわざ
- 跡を晦ます(あとをくらます)
- 女郎に誠あれば晦日に月が出る(じょろうにまことあればみそかにつきがでる)
- 朝菌は晦朔を知らず(ちょうきんはかいさくをしらず)
- 目を晦ます(めをくらます)
「日」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 明けた日は暮れる(あけたひはくれる)
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
「月」を含むことわざ
- 明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 雨夜の月(あまよのつき)
- 新たなる月(あらたなるつき)
- Rのない月の牡蠣はよくない(あーるのないつきのかきはよくない)
- 一竿の風月(いっかんのふうげつ)
- いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
- 英雄、閑日月あり(えいゆう、かんじつげつあり)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる)
