女郎の千枚起請
ことわざ「女郎の千枚起請」の意味・読み方を解説します。
女郎の千枚起請
じょろうのせんまいぎしょう
| 言葉 | 女郎の千枚起請 |
|---|---|
| 読み方 | じょろうのせんまいぎしょう |
| 意味 | 遊女が客に書いて渡す誓いの言葉は、千枚あっても一枚として頼れはしない、の意。また、遊女に限らず、まるで信用の置けない物事全般にも広げて用いる。
「起請」は、うそや裏切りはしないと神や仏にかけて誓い、その言葉を紙に書きつけたもの(起請文)。遊女はなじみの客をつなぎとめようと、あなたひとりを思うという誓いの紙を大勢の客に書いて渡したので、千枚書いたところで一枚の重みもないと言い表した。 ここでの「女郎」は、江戸時代などの遊郭で客の相手をして暮らしを立てた女性、つまり遊女をさす。遊女の真心を疑う句としては、傾城に誠なしや女郎に誠あれば晦日に月が出るもある。 |
| 例文 | 「おまえさんだけ」と書かれた起請を大事にしまいこむ息子に、父親は「女郎の千枚起請だよ。同じ紙をあちこちの客が懐に入れているさ」と首を横に振った。 |
| 場面 | 嘘・偽り / 約束 |
| 使用漢字 | 女 / 郎 / 千 / 枚 / 起 / 請 |
「女」を含むことわざ
- 赤い信女(あかいしんにょ)
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 商人の空誓文と女の怖いは皆嘘(あきんどのそらせいもんとおんなのこわいはみなうそ)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- 朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
- 東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
「郎」を含むことわざ
- 一姫二太郎(いちひめにたろう)
- 木七竹八塀十郎(きしちたけはちへいじゅうろう)
- 娑婆で見た弥次郎(しゃばでみたやじろう)
- 女郎に誠あれば晦日に月が出る(じょろうにまことあればみそかにつきがでる)
- 次郎にも太郎にも足りぬ(じろうにもたろうにもたりぬ)
- 卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと)
- 猫に木天蓼お女郎に小判(ねこにまたたびおじょろうにこばん)
「千」を含むことわざ
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 値千金(あたいせんきん)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一双の玉臂千人の枕(いっそうのぎょくひせんにんのまくら)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)
「枚」を含むことわざ
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一枚嚙む(いちまいかむ)
- 一枚の紙にも裏表(いちまいのかみにもうらおもて)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 首の皮一枚(くびのかわいちまい)
- 虱の皮を千枚に剝ぐ(しらみのかわをせんまいにはぐ)
- 千畳敷に寝ても畳一枚(せんじょうじきにねてもたたみいちまい)
- 面の皮千枚張り(つらのかわせんまいばり)
- 二枚舌を使う(にまいじたをつかう)
- 枚を銜む(ばいをふくむ)
「起」を含むことわざ
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 一饋に十起(いっきにじっき)
- 一災起これば二災起こる(いっさいおこればにさいおこる)
- 縁起でもない(えんぎでもない)
- 縁起を祝う(えんぎをいわう)
- 縁起を担ぐ(えんぎをかつぐ)
- お竈を起こす(おかまをおこす)
- 起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの)
- 起きて半畳、寝て一畳(おきてはんじょう、ねていちじょう)
