「問」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 33 件
「問」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
言うと行うとは別問題である(いうとおこなうとはべつもんだいである)
口で言うことと、それを実行することとは別で、言葉通りに実践するのは難しいということ。
生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
生きるか死ぬか、どちらの方法を選ぶべきなのかなど、選択すべき状況で思い悩む気持ちを表す言葉。 父を殺した叔父に復讐すべきかどうか決めかねた王子が、ひとり胸のうちを口にする場面の科白から。
一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
出世の条件は、第一に上のひとの引き立て、二番目は才能、三番目が学問であるということ。
田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)
田舎で勉強するより、たとえ昼寝をしながらのんびり過ごしたとしても、都会に身を置いたほうがさまざまな人や物に接するため、多くのことを学ぶということ。
海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
その道のことは、その道の専門家に相談するのが最善の方法だということ。
老いの学問(おいのがくもん)
年老いてから始める学問や学び。 「老いの手習い」ともいう。
鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
権威ある人の実力や能力を疑うたとえ。「鼎」は古代中国で使われた金属性の器のことで、祭器として用いられたことから、王位の象徴となった。楚の荘王が周を軽んじ、周王室の九鼎の大小や軽重を問うたという故事から。
下問を恥じず(かもんをはじず)
身分や年齢の低い者に物事を尋ねることを、恥ずかしいとか体裁が悪いと思わず、素直に聞くという姿勢が大切だということ。
学問なき経験は経験なき学問に勝る(がくもんなきけいけんはけいけんなきがくもんにまさる)
本や学校で学んだ知識はなくても、自分の手で経験を重ねた人は、経験のないまま知識だけを身につけた人に、かえってまさるということ。頭の中で組み立てただけの理屈より、自分で確かめて得たものこそ当てにでき、値打ちもあるという考え。 もとは西洋のことわざで、それを日本語に訳した言葉。 学びにかかわる西洋のことわざには[[学問に王道なし*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2673.php]]もあり、経験に重きを置く言葉には[[経験は愚か者の師*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2979.php]]・[[経験は知恵の父記憶の母*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2980.php]]・[[経験は馬鹿をも賢くする*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8203.php]]などがある。
学問に王道なし(がくもんにおうどうなし)
学びの道には、身分に応じて用意された抜け道が無い。 幾何学を手短に教えよと迫った王に、数学者が「幾何学に王道なし」と返した逸話から出た言葉。 「学問に近道なし」ともいう。
聞き取り法問(ききとりほうもん)
ほかの人から聞いただけの考えを、まるで自分で考えた説だという顔で人前で述べること。 修行を重ねて仏の道をきちんと身につけることをせず、人の話を耳で覚えただけの知識を頼りに仏法の問答に臨むことが、もともとの意味。初めはおもに僧について使われ、のちに広く受け売りをさす言葉になった。 「法問」は、仏の教えについての問いと答えのこと。「聞き取り傍聞」(「傍聞」は「ぼうもん」と読む)ともいう。[[口耳の学*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2351.php]]も、これとよく似たことを表す。
国に入ってはまず禁を問え(くににいってはまずきんをとえ)
初めて訪れる国や土地では、何よりも先に、その地で禁じられている事柄を尋ねて確かめ、それを破らないように過ごせと戒める言葉。 よその土地では、自分の慣れたやり方をそのまま持ちこまず、そこの決まりに合わせて振る舞う心がけを説いている。 「禁」は、法などで禁じられた行いのこと。『孟子』梁恵王下で、孟子が斉の宣王に向かい、自分は初めてこの国の境に着いたとき、国でいちばん重い禁止の決まりを尋ねてから中に入ったと語った話に基づく。似た教えの句に[[郷に入っては郷に従え*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/904.php]]・[[その国に入ればその俗に従う*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/908.php]]があり、同じ趣旨の四字熟語に[[入境問禁*https://yoji.jitenon.jp/yojib/890]]がある。
子供の根問い(こどものねどい)
子どもが何にでも疑問を持って、根掘り葉掘り問いただすこと。
知って問うは礼なり(しってとうはれいなり)
たとえ知っていることでも、専門家に意見を聞くのが礼儀だということ。
芝居は無筆の早学問(しばいはむひつのはやがくもん)
書物に向かえない者でも、舞台を見ているあいだに世の移り変わりや人の道筋が呑み込めてくる。 芝居小屋が、そのまま教場の役をしていた。 「芝居は一日の早学問」ともいう。
知らずば人に問え(しらずばひとにとえ)
分からないまま抱え込まず、心得のある人に口を開いて尋ねよ。 取り繕って通すより、その場で頭を下げたほうが早い。
信を問う(しんをとう)
相手に自分のことを信用しているか尋ねること。
時間の問題(じかんのもんだい)
結果がほぼ分かっていて、そのままの状態で近いうちにその結果になるだろうという状態。
そうは問屋が卸さない(そうはとんやがおろさない)
そう簡単に相手の望みに応じられないということ。また、物事は都合よく自分の思い通りには運ばないというたとえ。そんな安値では問屋が卸してくれないということから。
大食腹に満つれば学問腹に入らず(たいしょくはらにみつればがくもんはらにいらず)
食べ過ぎて満腹になると、頭の働きが鈍くなり、学問に集中できなくなるということ。
田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)
農業のことは農民に聞くのが一番いいように、何事もその専門家に聞くのが一番いい方法だということ。
問い声よければいらえ声よい(といごえよければいらえごえよい)
ものを尋ねるときの言葉つきが穏やかなら、返ってくる答えも穏やかになる。荒い調子で切り出せば荒い調子が戻ってくる。応対の善し悪しは、先に口を開いた側が決めている。
問屋の只今(といやのただいま)
約束や返事が当てにならないこと。 口先だけで「今すぐ」「ただいま」と言いながら、実際にはなかなか実行されないさまをいう。 問屋が客の注文に対して「ただいま(すぐに)」と調子よく返事をしても、その通りに品が届くとは限らなかったことから生まれた言い回し。
問うに落ちずに語るに落ちる(とうにおちずにかたるにおちる)
問い詰められるうちはこらえられるのに、自分の調子で語りだしたとたん、肝心なところがこぼれる。 気を張っていない場面でこそ、口はゆるむ。 「落ちる」は本当のことを吐く意。 単に「語るに落ちる」ともいう。
問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥(とうはいったんのはじ、とわぬはまつだいのはじ)
知らないことを聞くのはほんの一時だけ恥ずかしい思いをするが、聞かずに知らないまま過ごすのは一生恥ずかしい思いをするということ。
年問わんより世を問え(としとわんよりよをとえ)
年をとっているか若いかを問題にするよりも、その人の人生経験の内容を問題にせよということ。
不問に付す(ふもんにふす)
責めを負わせられる事柄でありながら、あえて表沙汰にせずに片づける。
迷わんよりは問え(まよわんよりはとえ)
胸のうちで堂々巡りを続けるくらいなら、口に出して人の見立てを仰ぐがよい。行き先の見えないときほど、聞く手間を惜しむなという教え。
耳学問(みみがくもん)
人の話を聞いて得た知識。
問題にならない(もんだいにならない)
比較や批判の対象とする価値がないこと。
