我を忘れるについて
我を忘れる
われをわすれる

言葉 | 我を忘れる |
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読み方 | われをわすれる |
意味 | ある物事に夢中になったり、興奮したりして理性を失うこと。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「我」を含むことわざ
明日は我が身(あすはわがみ)
他人に降りかかった不幸や苦しむ姿をみて、明日は自分に起こりえることかもしれないから用心せよ、という教え。
仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
人から憎まれたり愛されたりするのは、自分の心がけや行いによるということ。
危ないことは怪我のうち(あぶないことはけがのうち)
危ないことには、はじめから近寄るなという教え。危険なことはもう怪我の圏内に入るという意から。
空馬に怪我なし(からうまにけがなし)
無一物の人は損のしようがないというたとえ。 「空馬」は、人や荷物などなにも乗せていない馬。
彼も人なり、我も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
彼も自分と同じ人間なのだから、彼にできることが自分にできないはずはないということ。努力すれば他人にできることは何でもできるということ。
我が強い(ががつよい)
他人の意見には従わず、自分の意見を押しとおす性質であることのたとえ。
「忘」を含むことわざ
暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる)
苦しい時が過ぎると、助けてくれた人の恩をとかく忘れがちになるということ。暑さが過ぎると、涼しい物陰のありがたみを忘れてしまうという意から。
雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
苦しみが過ぎれば、すぐに受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。雨がやむと、役に立った笠のことを忘れるという意から。
一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
一時的な怒りのために我を忘れて行動すること。 また、そのような行動は身を滅ぼすことになるという戒め。 「一朝の怒りに一生を過つ」とも。
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
犬は三日間餌をやってかわいがれば三年間恩を忘れない。犬でさえそうなのだから、人間は受けた恩を忘れてはいけないという戒めの言葉。
魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
目的を達してしまうと、それに役立ったものの功労を忘れてしまうというたとえ。「筌」は「うけ」とも言い魚とりの道具。魚を得てしまえば筌は不用になり忘れてしまうという意から。
歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
いちばん大事なことがぬけていることのたとえ。「歌物語」は和歌にまつわる話。歌物語を話しながら、歌の文句を忘れてしまったという意から。