叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る
ことわざ「叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る」の意味・読み方を解説します。
叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る
そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる
| 言葉 | 叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る |
|---|---|
| 読み方 | そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる |
| 意味 | 立派な人物でも、つまらない者に邪魔をされれば力を振るえずじまいになるたとえ。君主がよい政治を行おうとしても、悪い家来に妨げられてだめになる事態も指す。
群れて生える蘭が勢いよく茂ろうとしても、秋の風にさらされて枯れてしまう姿に重ねた言葉。「叢蘭」は群がって生えた蘭のことで、「之」はその蘭を指す。 唐の太宗が跡継ぎの太子のために著した『帝範』の「去讒」の章の一節で、この章では、人を悪く言って取り入る者を遠ざけよと説く。原文では続けて、王が賢明であろうとしても、そうした者にさえぎられると述べる。同じたとえは『淮南子』の説林訓にも見える。略した四字熟語に叢蘭秋風がある。 |
| 例文 | 改革を志した若手の役人も上役たちの横やりで職を追われ、まさに叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗るの結末となった。 |
| 出典 | 『帝範』去讒 |
| 場面 | 政治 / 邪魔が入る |
| 使用漢字 | 叢 / 蘭 / 茂 / 欲 / 秋 / 風 / 之 / 敗 |
「叢」を含むことわざ
- 叢軽軸を折る(そうけいじくをおる)
- 叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る(そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる)
- 月に叢雲、花に風(つきにむらくも、はなにかぜ)
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
「蘭」を含むことわざ
- 金蘭(きんらん)
- 金蘭の契り(きんらんのちぎり)
- 春蘭秋菊倶に廃すべからず(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)
- 芝蘭の化(しらんのか)
- 芝蘭の室に入るが如し(しらんのしつにいるがごとし)
- 叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る(そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる)
「茂」を含むことわざ
- 叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る(そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる)
「欲」を含むことわざ
- 己達せんと欲して人を達せしむ(おのれたっせんとほっしてひとをたっせしむ)
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 親の欲目(おやのよくめ)
- 樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
- 君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す(くんしはげんにとつにしておこないにびんならんとほっす)
- 心の欲する所に従えども矩を踰えず(こころのほっするところにしたがえどものりをこえず)
- 心は小ならんことを欲し志は大ならんことを欲す(こころはしょうならんことをほっしこころざしはだいならんことをほっす)
- 子養わんと欲すれども親待たず(こやしなわんとほっすれどもおやまたず)
- 後生大事や金欲しや死んでも命のあるように(ごしょうだいじやかねほしやしんでもいのちのあるように)
「秋」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の扇(あきのおうぎ)
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる)
「之」を含むことわざ
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 一言以て之を蔽う(いちげんもってこれをおおう)
- 一日之を暴めて十日之を寒す(いちにちこれをあたためてとおかこれをひやす)
- 遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば則ち亦之に及ぶ(きはいちじつにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればすなわちまたこれにおよぶ)
- 之を言う者罪無く、之を聞く者以て戒むるに足る(これをいうものつみなく、これをきくものもっていましむるにたる)
- 之繞を掛ける(しんにゅうをかける)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
- 民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず(たみはこれによらしむべし、これをしらしむべからず)
「敗」を含むことわざ
- 一敗、地に塗れる(いっぱい、ちにまみれる)
- 喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)
- 事は密を以て成り、語は泄を以て敗る(ことはみつをもってなり、ごはせつをもってやぶる)
- 失敗は成功のもと(しっぱいはせいこうのもと)
- 叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る(そうらんしげらんとほっししゅうふうこれをやぶる)
- 敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
