「争」を含む故事・ことわざ・慣用句
「争」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 21 件
争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
時機に遅れて何の役にも立たないことのたとえ。 「棒乳切り」は棒の切れ端のこと。 喧嘩が終わってから、棒切れを持ち出しても役に立たないことから。 「争い果てて」は「諍い果てて」や「喧嘩過ぎて」、「棒乳切り」は「乳切り木(千切り木)」などともいう。
争えない(あらそえない)
事実がはっきりしていて、隠すことも否定もできないこと。 「争われない」ともいう。
一二を争う(いちにをあらそう)
一番になるか二番になるかを競い合う。首位をあらそう。
一刻を争う(いっこくをあらそう)
わずかな時間も無駄にできないほど、差し迫った状態にある。急を要する。
鷸蚌の争い(いつぼうのあらそい)
両者が争っている隙につけ入り、第三者が利益を横取りすることのたとえ。 「漁夫」は漁師のこと。漁父とも書く。 鴫(しぎ)と蛤(はまぐり)が争っている間に、漁師が両方とも捕まえたという中国の故事から。 「鷸蚌の争い」ともいう。
甍を争う(いらかをあらそう)
家々がすき間なく立ち並んでいるさま。 「甍」は、棟瓦のこと。 棟瓦の高さを競うように多くの家がぎっしり並んでいるとの意から。
烏鷺の争い(うろのあらそい)
碁を打つこと。黒い烏と白い鷺を碁石に見立て、黒と白の石で勝負を争うことから。
蝸牛、角上の争い(かぎゅう、かくじょうのあらそい)
狭い世界でのつまらない争いのこと。 「蝸牛」はかたつむり、「角上」はつのの上のこと。 かたつむりの左の角の上にある触という国と右の角の上にある蛮という国が、領土を争ったという寓話から。 「蝸角の争い」ともいう。
餓鬼の花争い(がきのはなあらそい)
貧しい者が生活に関係ない趣味に熱中するたとえ。「餓鬼」は餓鬼道におち飢えと渇きに苦しんでいる亡者。餓鬼が食べられない花のことで争うことから。
犬兎の争い(けんとのあらそい)
無益な争いをしている間に、第三者に利益を横取りされてることのたとえ。 犬が兎を追いかけている間に、両者とも力尽きて死んでしまった。 それを通りかかった農夫が自分の獲物として手にいれたという故事から。
黒白を争う(こくびゃくをあらそう)
どちらが正しいかをはっきりさせること。「黒白」は、善悪・是非・正邪の意。
先を争う(さきをあらそう)
他人よりも先になろうとして競い合うこと。
宗旨の争い釈迦の恥(しゅうしのあらそいしゃかのはじ)
仏教の教えはすべて釈迦が発しているのだから、宗派間の争いは開祖である釈迦の恥になるということ。宗派間の争いの愚かさをあざけっていう言葉。
水火の争い(すいかのあらそい)
水と火のように正反対の性質を持っていたり相容れない立場にあったりして、仲の悪い者同士の争いをたとえた言葉。
先陣を争う(せんじんをあらそう)
一番最初に成し遂げようとして、互いに競うこと。 最初に敵陣に攻め込もうとして争うということから。
血は争えない(ちはあらそえない)
血統によって受け継がれる性質は明らかであり、否定のしようがないということ。 子の性格や特徴などが、親や先祖などに似ていることをいう。 「血筋は争えない」ともいう。
冷たい戦争(つめたいせんそう)
武力は用いないが、国同士が激しく対立している状態のこと。特に、第二次大戦後のアメリカと旧ソ連の対立をいう言葉。冷戦。また、表面には現さないが、両者が激しく張り合う緊張状態のたとえ。
時を争う(ときをあらそう)
わずかな時間も無駄にできないほど、事態が差し迫っている。急を要する。
年は争えない(としはあらそえない)
年老いると、気持ちは若いつもりでも体力の衰えは隠せないということ。
軒を争う(のきをあらそう)
ぎっしりと家が立ち並んでいるさま。
覇を争う(はをあらそう)
競技などで優勝を目指して互いに競い合うこと。
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