「止」を含む故事・ことわざ・慣用句
「止」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
秋風が日暮れになると静まるように、夫婦喧嘩も夜になるとおさまるということ。
足止めを食う(あしどめをくう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足止めを食らう(あしどめをくらう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足を止める(あしをとめる)
進むのをやめて、その場に立ち止まること。
息の根を止める(いきのねをとめる)
殺す。また、二度と立ち直れないように、徹底的に打ち負かす。
一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
あやうく死にそうなところで、かろうじて生き延びられる。
お高く止まる(おたかくとまる)
気位が高く、人を見下した態度をとること。
樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
親孝行をしようと思う時に、親はもうこの世にいなくてままならないというたとえ。樹木が静かに立っていようとしても、風が止まないので静かになれない意から。
金的を射止める(きんてきをいとめる)
誰もがあこがれるものを、自分のものにすること。 「金的」は、金色の弓の的。 小さい的のため射落とすことが難しいことから、あこがれの的を意味するようになった。 「金的を射当てる」「金的を射止める」ともいう。
口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
話に夢中になると、仕事をする手先がおろそかになるということ。
高慢は出世の行き止まり(こうまんはしゅっせのいきどまり)
自分の出世を自慢ばかりするようになると、その人は向上しないということ。また、人から嫌われてそれ以上の出世もできなくなるということ。
四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ(しじゅうすぎてのどうらくとななつさがってふるあめはやみそうでやまぬ)
中年になってから始めた道楽と、七つ下がりに降り出した雨は、なかなかやまないということ。「七つ下がり」は午後四時過ぎのこと。
終止符を打つ(しゅうしふをうつ)
物事を終わりにすること。「終止符」は、欧文などで文の終わりに打つ符号。
自慢は知恵の行き止まり(じまんはちえのいきどまり)
自慢をするようになると、進歩はもう望めないということ。
高く止まる(たかくとまる)
気位が高く、人を見下した態度をとること。
釣りは道楽の行き止まり(つりはどうらくのいきどまり)
魚釣りは最高の道楽だということ。
止めを刺す(とどめをさす)
二度と立ち上がれなくなるほどの決定的な打撃を与えること。息の根をとめる。 または、後から問題にならないように急所を押さえておくこと。 また、同じ種類のものの中でもっともすぐれていること。それに限る。
止め処が無い(とめどがない)
次から次へと続いて、いつまでも終わらない様子。
止め処無い(とめどない)
次から次へと続いて、いつまでも終わらない様子。
取り止めがない(とりとめがない)
話に一貫性がないこと。まとまりがないこと。
博打と相場は死ぬまで止まぬ(ばくちとそうばはしぬまでやまぬ)
博打と相場に入れ込む者は一生やめることができないということ。
流言は知者に止まる(りゅうげんはちしゃにとどまる)
確かな根拠のない噂が広まっても、知恵のある人はそれを他人に話さないから、噂はそこで止まるということ。
流言は知者に止まる(りゅうげんはちしゃにとまる)
確かな根拠のない噂が広まっても、知恵のある人はそれを他人に話さないから、噂はそこで止まるということ。
笑いが止まらない(わらいがとまらない)
予想外の利益によって、嬉しくてたまらない様子。