「作」を含む故事・ことわざ・慣用句
「作」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)- 秋に天候が荒れると、作物の収穫は半減するということ。 
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)- 秋の天候の善し悪しで、作物の収穫は半ば決まってしまうということ。 
- 悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)- 悪い妻は夫を一生不幸にするということ。 「悪妻は百年の不作」ともいう。 
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)- 悪い妻は夫を一生不幸にするということ。 「悪妻は百年の不作」ともいう。 
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)- 他人の助言をいちいち聞いていると、何事もやり遂げることが出来ないというたとえ。 道に面した場所に家を建てようとすると、口出しをする人が多くてなかなか出来上がらないとの意から。 
- 一生の不作(いっしょうのふさく)- 生涯にかかわるような失敗。取り返しがつかないほどの失敗。 
- 色を作す(いろをなす)- 怒りで顔色を変える。 
- 顔を作る(かおをつくる)- 化粧をすることのたとえ。 また、むりにそのような表情をすることのたとえ。 
- 垣を作る(かきをつくる)- 大勢のひとが集まって、垣根のように取り囲んだり立ち並んだりすること。 また、他者との間にはっきりした隔てをつくること。 「垣を結う」ともいう。 
- 駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)- 人の生き方は、貧富の差や境遇によってさまざまであるということ。また、そのさまざまな人のつながりで、世の中はうまく成り立っているということ。 世の中には駕籠に乗る身分の人もいれば、その駕籠を担ぐひともいる。また、駕籠を担ぐひとの履く草履を作る人もいる。 人の世は持ちつ持たれつであるとの意から。 
- 壁を作る(かべをつくる)- 他者との間にはっきりした隔てをつくること。 
- 句を作るより田を作れ(くをつくるよりたをつくれ)- 現実の生活に役に立たない風流なことより、実益となることをせよというたとえ。腹の足しにもならない句を作るより、実益のある田を作れということから。 
- 声を作る(こえをつくる)- 普段と違う声をわざと出すこと。 
- 科を作る(しなをつくる)- 女性が男性の気を引く艶めかしい仕草や態度を見せること。 
- 詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ)- 現実の生活に役に立たない風流なことをするより、実益となる仕事をせよというたとえ。腹の足しにもならない詩を作るより、実益のある田んぼを作れということから。 
- 西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)- 西瓜を作るときは肥料と土壌が大事で、南瓜を作るときは念入りに手入れすることが大事ということ。作物の上手な作り方をいった言葉。 
- 姿は作り物(すがたはつくりもの)- 人の容姿は、化粧や衣服でどのようにでも作ることができるということ。 
- 太陽の照っているうちに干し草を作れ(たいようのてっているうちにほしくさをつくれ)- 好機は逃さずに役に立てよということ。 「太陽の照っているうちに干し草を作れ」ともいう。 
- 田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)- 農業のことは農民に聞くのが一番いいように、何事もその専門家に聞くのが一番いい方法だということ。 
- 田作りも魚のうち(たづくりもうおのうち)- 弱小で無力な者でも仲間には違いがないというたとえ。「田作り」はごまめの別名で鰯の幼魚。ごまめのように小さな魚でも、魚の仲間に違いはないということから。 
- 卵を割らないでオムレツは作れない(たまごをわらないでおむれつはつくれない)- 目的を達成するためには犠牲が必要であるというたとえ。西洋のことわざ。 
- 地位は人を作る(ちいはひとをつくる)- それなりの地位に就くと、その地位にふさわしい人間に成長していくということ。 
- 鬨を作る(ときをつくる)- 多くの人々が一斉に大きな声を出すこと。鬨の声を上げること。 「鬨」は士気を鼓舞したり、戦闘の開始を知らせたりするために発する大声。 
- 女房の悪いは六十年の不作(にょうぼうのわるいはろくじゅうねんのふさく)- 悪い妻は夫を一生不幸にしてしまうということ。 悪い妻をもらうと六十年の不作に匹敵するとの意から。 
- 述べて作らず(のべてつくらず)- 昔から伝えられていることを述べるだけで、自分の意見は差し挟まないということ。 
- 鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)- つまらないことにこだわって、大事なことをしないために、自分や世間に損害を招くことのたとえ。鳩が豆をついばむのを嫌がって、豆を作るのをやめてしまうということから。 
- 陽の照っているうちに干し草を作れ(ひのてっているうちにほしくさをつくれ)- 好機は逃さずに役に立てよということ。 「太陽の照っているうちに干し草を作れ」ともいう。 
- 百菊作るに因って花変ず(ひゃくぎくつくるによってはなへんず)
- 百年の不作(ひゃくねんのふさく)- 一生悔やまれる失敗。取り返しがつかないほどの失敗。特に結婚での失敗についていう言葉。 
- 俑を作る(ようをつくる)- よくないことを始めること。悪い前例を作ること。 「俑」は、死者とともに埋葬するための人形。 俑を一緒に埋めることが殉死という悪習を生んだとして、孔子がこれを憎んだという故事から。 
- 我より古を作す(われよりいにしえをなす)- 先例や古いしきたりにとらわれず、自分が独自の新しいことを始めるということ。 
 
         
    