升を以て石を量るとは
升を以て石を量る
しょうをもってこくをはかる
言葉 | 升を以て石を量る |
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読み方 | しょうをもってこくをはかる |
意味 | 小人物には大人物を理解することはできないこと、または小さな基準では大きな物をはかることができないことのたとえ。
一升ますでは一石をはかることはできない。また、無理にはかっても誤差が生じてしまうことから。 |
出典 | 『淮南子』 |
類句 | 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや) |
使用語彙 | 量る |
使用漢字 | 升 / 以 / 石 / 量 |
「升」を含むことわざ
- 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ)
- 一升徳利に二升は入らぬ(いっしょうどっくりににしょうははいらぬ)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 一升入る壺(いっしょうはいるつぼ)
- 一升入る壺は一升(いっしょうはいるつぼはいっしょう)
- 借りる八合、済す一升(かりるはちごう、なすいっしょう)
- 土一升金一升(つちいっしょうかねいっしょう)
- 土一升に金一升(つちいっしょうにかねいっしょう)
- 手酌五合、髱一升(てじゃくごごう、たぼいっしょう)
- 堂に升りて室に入らず(どうにのぼりてしつにいらず)
- 升で量って箕でこぼす(ますではかってみでこぼす)
「以」を含むことわざ
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 佚を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
- 怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
- 己を以て人を量る(おのれをもってひとをはかる)
- 恩を以て怨みに報ず(おんをもってうらみにほうず)
- 管を以て大空を測る(くだをもっておおぞらをはかる)
- 管を以て天を窺う(くだをもっててんをうかがう)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- コンマ以下(こんまいか)
- 千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ(せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ)
- 卵を以て石に投ず(たまごをもっていしにとうず)
- 血を以て血を洗う(ちをもってちをあらう)
- 天に口なし人を以て言わしむ(てんにくちなしひとをもっていわしむ)
- 蟷螂が斧を以て隆車に向かう(とうろうがおのをもってりゅうしゃにむかう)
- 徳を以て怨みに報ゆ(とくをもってうらみにむくゆ)
- 毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)
- 羊を以て牛に易う(ひつじをもってうしにかう)
- 人を以て鑑と為す(ひとをもってかがみとなす)
- 人を以て言を廃せず(ひとをもってげんをはいせず)
- 火を以て火を救う(ひをもってひをすくう)
- 暴を以て暴に易う(ぼうをもってぼうにかう)
- 以ての外(もってのほか)
- 以て瞑すべし(もってめいすべし)
- 養う所を以て其の養う所を害せず(やしなうところをもってそのやしなうところをがいせず)
- 類を以て集まる(るいをもってあつまる)
- 和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)
「石」を含むことわざ
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石亀の地団駄(いしがめのじだんだ)
- 石亀も地団駄(いしがめもじだんだ)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 石に嚙り付いても(いしにかじりついても)
- 石に齧りついても(いしにかじりついても)
- 石に裃(いしにかみしも)
- 石に灸(いしにきゅう)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 石に花咲く(いしにはなさく)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 蛙が飛べば石亀も地団駄(かえるがとべばいしがめもじだんだ)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 木仏、金仏、石仏(きぶつ、かなぶつ、いしぼとけ)
- 金石の交わり(きんせきのまじわり)
- 転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
- 蒟蒻で石垣を築く(こんにゃくでいしがきをきずく)