鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず
ことわざ「鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず」の意味・読み方を解説します。
鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず
しょうりょうしんりんにすくうもいっしにすぎず
| 言葉 | 鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず |
|---|---|
| 読み方 | しょうりょうしんりんにすくうもいっしにすぎず |
| 意味 | みそさざいという小さな鳥は、どれほど広い林に住んでいても、巣をかけるには枝が一本あれば足りる。人も自分の身の丈に合うだけのものがあれば十分なのだから、それより多くを欲張らずにいるのがよいと説く。
出どころは『荘子』に見える話。昔の中国の名高い王である堯(ぎょう)が、天下(国全体)を治める役目を許由(きょゆう)に譲ろうとしたところ、許由は自分には天下など用がないと断った。その返事の中で持ち出したのが、この小鳥と枝の話である。みそさざいを漢語で「鷦鷯(しょうりょう)」と呼ぶ。 すぐ後に続く言葉を取ったのが偃鼠河に飲むも満腹に過ぎずで、四字熟語では巣林一枝という。同じ考えの句に、ごちそうをいくら並べても一度に満腹になる分しか食べられないという「食前方丈一飽に過ぎず」があり、食前方丈はそのぜいたくな食事を表す四字熟語。 |
| 例文 | 部屋がいくつもある大きな家を建てても、ふだん過ごすのは居間ぐらいのものだ。鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎずで、身の丈に合った住まいがいちばんだよ。 |
| 出典 | 『荘子』逍遥遊 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 無欲 |
| 使用語彙 | 巣くう |
| 使用漢字 | 鷦 / 鷯 / 深 / 林 / 巣 / 一 / 枝 / 過 |
「鷦」を含むことわざ
- 鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず(しょうりょうしんりんにすくうもいっしにすぎず)
「鷯」を含むことわざ
- 鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず(しょうりょうしんりんにすくうもいっしにすぎず)
「深」を含むことわざ
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 浅い川も深く渡れ(あさいかわもふかくわたれ)
- 深淵に臨むが如し(しんえんにのぞむがごとし)
- 深淵に臨んで薄氷を履むが如し(しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし)
- 深窓に育つ(しんそうにそだつ)
- 情が深い(じょうがふかい)
- 造詣が深い(ぞうけいがふかい)
- 父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し(ちちのおんはやまよりもたかく、ははのおんはうみよりもふかし)
- 根が深い(ねがふかい)
「林」を含むことわざ
- 牛を桃林の野に放つ(うしをとうりんのやにはなつ)
- 寒林に骸を打つ(かんりんにかばねをうつ)
- 杏林(きょうりん)
- 桂林の一枝、崑山の片玉(けいりんのいっし、こんざんのへんぎょく)
- 竹林の七賢(ちくりんのしちけん)
- 緑林(りょくりん)
- 林間に酒を煖めて紅葉を焼く(りんかんにさけをあたためてこうようをたく)
「巣」を含むことわざ
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 蜘蛛の巣で石を吊る(くものすでいしをつる)
- 蜘蛛は大風が吹く前に巣をたたむ(くもはおおかぜがふくまえにすをたたむ)
- 燕の幕上に巣くうがごとし(つばめのばくじょうにすくうがごとし)
- 鳰の浮き巣(におのうきす)
- 蜂の巣をつついたよう(はちのすをつついたよう)
- 花は根に鳥は古巣に(はなはねにとりはふるすに)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「枝」を含むことわざ
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 枝の雪(えだのゆき)
- 枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
- 枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)
- 枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
- 枝を鳴らさず(えだをならさず)
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 陰に居て枝を折る(かげにいてえだをおる)
- 風、枝を鳴らさず(かぜ、えだをならさず)
- 桂林の一枝、崑山の片玉(けいりんのいっし、こんざんのへんぎょく)
