人を謗るは鴨の味とは
人を謗るは鴨の味
ひとをそしるはかものあじ
言葉 | 人を謗るは鴨の味 |
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読み方 | ひとをそしるはかものあじ |
意味 | 人の悪口を言ったり噂話をしたりする楽しさを、おいしい食べ物の代表とされる鴨の肉にたとえた言葉。
「鴨(かも)」は「雁(がん)」とも、また「人の噂を言うは鴨の味」ともいう。 |
異形 | 人を謗るは雁の味(ひとをそしるはがんのあじ) |
人の噂を言うは鴨の味(ひとのうわさをいうはかものあじ) | |
場面用途 | うわさ |
使用語彙 | 人 / 言う |
使用漢字 | 人 / 謗 / 鴨 / 味 / 雁 / 噂 / 言 |
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
「謗」を含むことわざ
- 下種の謗り食い(げすのそしりぐい)
- 謗れば影さす(そしればかげさす)
- 人を謗るは鴨の味(ひとをそしるはかものあじ)
- 人を謗るは雁の味(ひとをそしるはがんのあじ)
- 名人は人を謗らず(めいじんはひとをそしらず)
- 呼ぶより謗れ(よぶよりそしれ)
「鴨」を含むことわざ
- 逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- いい鴨(いいかも)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
- 鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
- 鴨葱(かもねぎ)
- 鴨の水搔き(かものみずかき)
- 献上の鴨(けんじょうのかも)
- 隣の貧乏鴨の味(となりのびんぼうかものあじ)
「味」を含むことわざ
- 逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
- 味なことをやる(あじなことをやる)
- 味も素っ気もない(あじもそっけもない)
- 味を占める(あじをしめる)
- 味をやる(あじをやる)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- いい気味(いいきみ)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
- 薄気味が悪い(うすきみがわるい)
「雁」を含むことわざ
- 葦を啣む雁(あしをふくむかり)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の雁が先になる(あとのがんがさきになる)
- 雁の玉章(かりのたまずさ)
- 雁の便り(かりのたより)
- 雁の使い(かりのつかい)
- 雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 雁首を揃える(がんくびをそろえる)
- 雁首を並べる(がんくびをならべる)
「噂」を含むことわざ
- 浮いた噂(ういたうわさ)
- 噂は遠くから(うわさはとおくから)
- 噂をすれば影(うわさをすればかげ)
- 噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)
- 人の噂は倍になる(ひとのうわさはばいになる)
- 人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち)