「味」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「味」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
一度別れた男女の仲が元に戻ると、その仲は前にもましてむつまじくなるということ。
味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
つまらないものほど世間に溢れていることのたとえ。 不味いものに限って、煮ると量ばかりが増えるという意から。 「まずい物の煮え太り」「独活の煮え太り」「阿呆の煮え太り」などともいう。
味なことをやる(あじなことをやる)
気のきいたことをする。うまくやる。 「味をやる」ともいう。
味も素っ気もない(あじもそっけもない)
何の面白みもないこと。味わいもない。つまらない。
味を占める(あじをしめる)
一度上手くいったことや面白みが忘れられず、次も同じことを期待すること。
後味が悪い(あとあじがわるい)
物事が済んだ後に、後悔や不快感が残るさま。 飲食の後に口の中にいやな味が残ることから。 「後口が悪い」ともいう。
医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
医者は経験を積んだ年寄りのほうが信頼できるし、味噌は年月が経ったもののほうがおいしいということ。
いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
血の近い者どうしが連れ添うと、格別に睦まじくなる。 ごちそうの旨さを持ち出すほど、その間柄は濃いと見られてきた。
薄気味が悪い(うすきみがわるい)
何となく怖くて気持ちが悪い。
縁は異なもの、味なもの(えんはいなもの、あじなもの)
男女の縁というものは、どこでどう結ばれるかわからず、予測のつかない不思議でおもしろいものだということ。「縁は異なもの」「縁は味なもの」と切り離してもいう。
昨日の敵は今日の味方(きのうのてきはきょうのみかた)
争っていた相手と、いつのまにか手を結んでいるという転変をいう。 利害や情勢が動けば、敵と味方の立場は容易に入れ替わる。
気味がいい(きみがいい)
嫌いな人の失敗などを見て、痛快な気分になる様子。 「いい気味」ともいう。
気味が悪い(きみがわるい)
不愉快に感じる。また、恐ろしく感じる。
口三味線に乗せる(くちじゃみせんにのせる)
調子のよい掛け声で相手を持ち上げ、その気にさせてしまう。 口三味線は、三味線の音色を声だけで真似ること。中身のない伴奏で相手の気分を煽る意から。
食らえどもその味わいを知らず(くらえどもそのあじわいをしらず)
何事も精神を集中しないと、身につかないというたとえ。ただ食べていたのでは、その食べ物の味はわからないという意味から。
傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
遊びには大金を惜しまないのに、日々の暮らしは切り詰めるという釣り合いの取れなさをいう言葉。 傾城は遊女のことで、遊女を揚げるほどの金を使いながら、家では古い糠味噌をこした汁で済ませるとの意から。
下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
見た目が似ていても、実質はまったく違うことのたとえ。 「焼き味噌」は、味噌を板に塗って遠くからあぶった料理。焼いた形が下駄に似ていることから。
小気味がいい(こきみがいい)
見たり聞いたりしているだけで、爽快な気分になる様子。痛快な様子。 「小気味」は「気味」を強めた表現。
三日書を読まざれば語言味無し(さんじつしょをよまざればごげんあじなし)
本から離れた日が続くと、話す言葉から張りが失せる。 学びを絶やすまいと戒めるときに引く。
三味線を弾く(しゃみせんをひく)
相手の話に適当に合わせること。または、適当な嘘で話を誤魔化すこと。歌い手に合わせて三味線を演奏するという意味から。
醍醐味(だいごみ)
他のなにものにも変えがたい、そのものの真の味わいや楽しさ。真髄。
敵に味方あり味方に敵あり(てきにみかたありみかたにてきあり)
敵の中にも、こちらの理解者はいるし、反対に味方の中にも気を許してはいけない相手もいるということ。
手前味噌で塩が辛い(てまえみそでしおがからい)
自分で自分のことを自慢すること。また、自慢話ばかりで聞き苦しいというたとえ。 「手前味噌」は自分で作った味噌のこと。 自分で作った味噌は塩辛くてもうまいと感じるとの意から。
手前味噌を並べる(てまえみそをならべる)
あれこれと自慢すること。 「手前味噌」は自分で作った味噌のこと。 自分の作った味噌を周りに自慢することから。 単に「[[手前味噌*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1182.html]]」ともいう。
隣の糂粏味噌(となりのじんだみそ)
他人の物はなんでもよく見えるというたとえ。 「糂粏味噌」はぬかみそのこと。 隣の家のぬかみそのほうがうまそうに思えるとの意から。
隣の貧乏鴨の味(となりのびんぼうかものあじ)
近しい者がうまくいっていないと知って、胸のうちがすっと軽くなる。 人が隠し持つ暗い満足を、そのまま言い当てている。
匂い松茸、味しめじ(においまつたけ、あじしめじ)
同じ茸でも、鼻を喜ばせるものと舌を喜ばせるものは別だという見立て。取り柄の在りかがそれぞれ違うので、どちらが上とは決めがたい。
女房と味噌は古いほどよい(にょうぼうとみそはふるいほどよい)
何でも古いほど味わいが出て良いということ。味噌も古くなると熟成されて味がよくなり、妻も長年連れ添うと円満さも増していくということから。
糠味噌が腐る(ぬかみそがくさる)
調子外れの下手な歌いぶりをからかうことば。
糠味噌臭い(ぬかみそくさい)
家事に追われて所帯じみている。
