大匠は拙工の為に縄墨を改廃せず

ことわざ「大匠は拙工の為に縄墨を改廃せず」の意味・読み方を解説します。

言葉大匠は拙工の為に縄墨を改廃せず
読み方たいしょうはせっこうのためにじょうぼくをかいはいせず
意味教える側は、学ぶ者の力が追いつかないことを理由に、教える中身の水準を落とすことはない、と説く言葉。
「大匠」はすぐれた大工の親方、「拙工」は腕の未熟な大工、「縄墨」は木材にまっすぐな線をつけるための墨縄(すみなわ)のこと。「改廃」は、それまでのやり方を改めることと、取りやめること。
親方は、弟子が下手だからといって墨縄の使い方をゆるめたりはしない。高い基準に向かって自分から近づいていくのは、学ぶ者の側の務めだという考え方。
出典は『孟子』尽心上。弟子の公孫丑から「先生の教えは立派すぎて、とても手が届きません。もう少し手加減してください」と願われた孟子が、この言葉で答えた。
例文基礎の練習が厳しすぎると訴えた部員に、監督は大匠は拙工の為に縄墨を改廃せずと言って、内容を変えなかった。
出典『孟子』尽心上
場面師匠・弟子 / 教育 / 信念を貫く
使用語彙改廃
使用漢字大 / 匠 / 拙 / 工 / 為 / 縄 / 墨 / 改 / 廃

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