類は友を呼ぶについて

言葉 | 類は友を呼ぶ |
---|---|
読み方 | るいはともをよぶ |
意味 | 気の合う者、似た者同士は自然に寄り集まって仲間になるということ。 |
出典 | - |
類句 | 類を以て集まる(るいをもってあつまる) |
同気相求む(どうきあいもとむ) | |
目の寄る所へは玉も寄る(めのよるところへはたまもよる) | |
牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ) |
使用されている漢字
「類」を含むことわざ
悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
猛獣でさえ仲間を思いやる気持ちを持っている。まして人間ならなおさらその気持ちがあるはず、という意。「悪獣」は猛獣のこと。
遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
いざという時には、遠方に住んでいる親戚より近所に住んでいる他人の方が頼りになるということ。
虎を描いて狗に類す(とらをえがいていぬにるいす)
凡人が優れた人の真似をして、軽薄になることのたとえ。また、立派過ぎるものを求めて失敗することのたとえ。 虎を書こうとして犬の絵になってしまうということから。
虎を描いて猫に類す(とらをえがいてねこにるいす)
凡人が優れた人の真似をして、軽薄になることのたとえ。また、立派過ぎるものを求めて失敗することのたとえ。 「虎を描いて狗に類す」に同じ。
同類相求む(どうるいあいもとむ)
同じたぐいの者同士は、自然に求め合って寄り集まるということ。
竜を画いて狗に類す(りゅうをえがいていぬにるいす)
凡人が優れた人の真似をして、軽薄になることのたとえ。また、立派過ぎるものを求めて失敗することのたとえ。 「虎を描いて狗に類す」に同じ。
「友」を含むことわざ
己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
自分をより向上させるためには、自分より劣った者を友として交際すべきではないという教え
親ずれより友ずれ(おやずれよりともずれ)
子どもにとっては、親から受ける影響よりも友達から受ける影響のほうが大きいということ。
金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
金の貸し借りには問題が起こりやすく、親しい友人同士でも金の貸し借りはするべきではないという戒め。
昨日の友は今日の仇(きのうのともはきょうのあだ)
人の心は変わりやすく当てにならないということのたとえ。昨日まで親しくしていた友が、今日は敵になってしまったという意から。
昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき)
人間の心は変わりやすく当てにならないことのたとえ。昨日まで仲良くしていた友人が、たった一日で今日は敵になってしまったという意から。
心腹の友(しんぷくのとも)
心の内を許し合った最も親しい友人のこと。「心腹」は、胸と腹。転じて、心から頼りにすること。
「呼」を含むことわざ
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)
互いの絶妙な気持ちや調子のこと。また、それがぴったり合うこと。「阿」は吐く息、「吽」は吸う息のことで呼吸の調子が合う意から。
兎を見て犬を呼ぶ(うさぎをみていぬをよぶ)
事を見極めてから対策をしても遅くないということ。 また、一見手遅れに見えても、対策次第で間に合うこともあるので、あきらめてはいけないということ。 兎を見つけてから猟犬を呼ぶという意味から。 また、兎を見つけてから猟犬を呼んでも遅すぎるとの意味で、手遅れのたとえとして用いられることもある。
お呼びでない(およびでない)
必要としていない。用がない。
風に順いて呼ぶ(かぜにしたがいてよぶ)
噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
何かに熱中していると、他から何を言われても耳に入らないというたとえ。争って噛み合っている犬は、こちらの声が聞こえずいくら呼んでも来ないという意から。
声なくして人を呼ぶ(こえなくしてひとをよぶ)