千金の子は市に死せずとは
千金の子は市に死せず
せんきんのこはいちにしせず
言葉 | 千金の子は市に死せず |
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読み方 | せんきんのこはいちにしせず |
意味 | 金持ちの子は、罪を犯しても金の力によって死罪を免れ、町中で処刑されるようなことにならない。また、金持ち子は、金の力で危険を防ぐことができるので、町中で悪者に殺されるようなことはないということ。金さえあれば身を守ることができるということを皮肉った言葉。「千金」は金持ち、「市」は町の意。 |
出典 | 『史記』 |
場面用途 | 危険 / 金持ち・裕福 |
使用語彙 | 子 / 市 |
使用漢字 | 千 / 金 / 子 / 市 / 死 |
「千」を含むことわざ
- 悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
- 悪事、千里を行く(あくじせんりをいく)
- 朝起き千両(あさおきせんりょう)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 価千金(あたいせんきん)
- 値千金(あたいせんきん)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
「金」を含むことわざ
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 価千金(あたいせんきん)
- 値千金(あたいせんきん)
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- ありそうでないのが金(ありそうでないのがかね)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね)
「子」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の腕を捩じる(あかごのうでをねじる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子の手を捻るよう(あかごのてをひねるよう)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
「市」を含むことわざ
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 市に虎あり(いちにとらあり)
- 市を成す(いちをなす)
- 三伝の市虎(さんでんのしこ)
- 三人、市虎を成す(さんにん、しこをなす)
- 市井の徒(しせいのと)
- 千金を買う市あれど一文字を買う店なし(せんきんをかういちあれどいちもんじをかうみせなし)
- 銭なしの市立ち(ぜになしのいちだち)
- 大隠は市に隠る(たいいんはいちにかくる)
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 往に跡へ行くとも死に跡へ行くな(いにあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 運を待つは死を待つに等し(うんをまつはしをまつにひとし)
- 親が死んでも食休み(おやがしんでもしょくやすみ)