「当」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 60 件
「当」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
朝は仕事がはかどるので、なるべく早く起きて働けということ。 「一時」は昔の時刻の数え方で、約二時間。「二時」はその倍の約四時間。 朝の仕事は夜の仕事の二倍に相当するという意味から。
当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
悪いことに、たまたま当たった者が不運だったということ。 「ふ」は運の意。 大勢が悪さをしているにもかかわらず、そのうちの一部の者だけが捕まるような場合をいう。
当たって砕けろ(あたってくだけろ)
うまくいくかどうかわからないが、思い切ってやってみよということ。
当たらず触らず(あたらずさわらず)
どちらとも衝突を起こさないように、どっちつかずの曖昧な態度を取って済ませるようす。
当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
ぴったり当たっていないが、ほぼ的中と言えるということ。 「中らず」は「当たらず」とも書く。
当たらぬ蜂には刺されぬ(あたらぬはちにはさされぬ)
自分から関わらなければ、災いや危険に巻き込まれることはないというたとえ。蜂の巣を突くなどして自ら危険に近づかない限り、刺されることはないことから。
当たりがいい(あたりがいい)
人と接する態度がよく、相手にいい印象をあたえること。
当たり散らす(あたりちらす)
腹立ちや不満をこらえきれず、その原因とは関係のない相手や周囲に、きつい言葉や乱暴な態度で当たること。八つ当たりすること。
当たりを付ける(あたりをつける)
おおよその結果・程度について予測をすること。
当たりを取る(あたりをとる)
興行や商売などが成功する。好評を博する。
当たるも八卦、当たらぬも八卦(あたるもはっけ、あたらぬもはっけ)
占いは当たることもあれば、当たらない場合もある。占いの結果をあまり気にするなということ。「八卦」は易占いのこと。
当たるを幸い(あたるをさいわい)
手当たり次第に。片っ端から。何でもかんでも。
当てが外れる(あてがはずれる)
期待や予想とは異なった結果になること。
当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
当てにしていた事は相手の都合で外れることが多いことのたとえ。 「当て事」は当てにしている事。 「向こう」は身体の前、また、相手のこと。 越中褌が身体の前から外れやすいのと同じように、当てにしていた事は向こうから外れることが多いということ。 「当て事は向こうから外れる」「当て事と畚褌は先から外れる」ともいう。
怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
怒って強い態度で向かってきた者に対しても、優しい態度で接するほうが効果的であるということ。怒って振り上げた拳も、相手の笑顔に気勢をそがれて打ち下ろせないとの意から。
行き当たりばったり(いきあたりばったり)
あらかじめ計画を立てずに、成り行きに任せること。無計画。
一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
地形がきわめて険しく、守備が固い場所のこと。 たった一人が関所を守っていれば、万人の兵が攻めても突破できないとの意から。
犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
じっとしていない者は、それだけ何かに行き当たる。 もとは余計に出歩いて痛い目を見るほうを言ったが、いまは運よく拾い物をする側で使われている。 江戸いろはがるたの一枚。
大当たりを取る(おおあたりをとる)
商売や芝居などの興行が、大成功を収めること。
火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
火事や葬式の時にわびに行って手伝えば、勘当された者も許されるということ。「ゆりる」は、許されるという意。
風当たりが強い(かぜあたりがつよい)
世間や周囲から、激しい非難や反発をうけるさま。
鐘も撞木の当たり柄(かねもしゅもくのあたりがら)
こちらがどう向き合うかで、相手から返ってくるものも変わる。添い遂げる連れによっては、人の一生が明るくも暗くもなる。鐘の響きが、撞木の当たりどころ一つで澄みも濁りもすることになぞらえた。撞木は、先に横木を渡した鐘つきの棒。
壁に突き当たる(かべにつきあたる)
大きな困難や障害にぶつかって、前に進めずに行き詰ること。
杵で当たり杓子で当たる(きねであたりしゃくしであたる)
立腹のあまり、関わりのない物や人にまで怒りをぶつけること。 餅をつく杵にも飯をよそう杓子にも噛みつくような、見境のなさをいう。
器量は当座の花(きりょうはとうざのはな)
器量がいいなどというのは、人生の中のほんの一時のものに過ぎないということ。
金的を射当てる(きんてきをいあてる)
誰もがあこがれるものを、自分のものにすること。 「金的」は、金色の弓の的。 小さい的のため射落とすことが難しいことから、あこがれの的を意味するようになった。 「金的を射当てる」「金的を射止める」ともいう。
怪我と弁当は自分持ち(けがとべんとうはじぶんもち)
自分で負った怪我は自分の責任だ、という職人の間で言われている言葉。
見当が付く(けんとうがつく)
まだ確かめていない事柄について、大筋のところがこうであろうと分かること。
見当を付ける(けんとうをつける)
取りかかる前に、大筋はこうであろうと自分なりの当てを定めておくこと。
恋の鞘当て(こいのさやあて)
ある一人の女性を巡って、二人の男性があらそうこと。 「鞘当て」は、武士がすれ違うときに、お互いの刀の鞘尻が触れたことを咎めて争うこと。
