人間至る処、青山ありとは
人間至る処、青山あり
にんげんいたるところ、せいざんあり
言葉 | 人間至る処、青山あり |
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読み方 | にんげんいたるところ、せいざんあり |
意味 | どこで死んでも世の中には自分の骨を埋めるぐらいの場所はあるということ。だから、故郷にこだわらず広い世間に出ておおいに活動すべきだというたとえ。「人間」は、「じんかん」とも読み世の中の意。「青山」は、樹木が青々と茂った山で埋骨にふさわしい土地の意。幕末の僧、月性(げっしょう)の詩から。 |
出典 | 『清狂遺稿』 |
使用語彙 | 至る |
使用漢字 | 人 / 間 / 至 / 処 / 青 / 山 |
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 犬は人につき猫は家につく(いぬはひとにつきねこはいえにつく)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
- 英雄、人を欺く(えいゆう、ひとをあざむく)
- 多し少なし子三人(おおしすくなしこさんにん)
- 男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
- 鬼も頼めば人食わず(おにもたのめばひとくわず)
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)
「間」を含むことわざ
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- あっという間(あっというま)
- あっと言う間(あっというま)
- 鼬なき間の貂誇り(いたちなきまのてんほこり)
- 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
- 間、髪を容れず(かん、はつをいれず)
- 間一髪(かんいっぱつ)
- 間隙を生じる(かんげきをしょうじる)
- 間隙を縫う(かんげきをぬう)
- 間然する所がない(かんぜんするところがない)
- 間然するところなし(かんぜんするところなし)
- 気が利きすぎて間が抜ける(きがききすぎてまがぬける)
- 行間を読む(ぎょうかんをよむ)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 口から出れば世間(くちからでればせけん)
- 猿は人間に毛が三本足らぬ(さるはにんげんにけがさんぼんたらぬ)
- 猿は人間に毛が三筋足らぬ(さるはにんげんにけがみすじたらぬ)
- 指呼の間(しこのかん)
- 時間の問題(じかんのもんだい)
- 時間を稼ぐ(じかんをかせぐ)
- 時間を割く(じかんをさく)
- 透き間風は冷たい(すきまかぜはつめたい)
- 急かねば事が間に合わぬ(せかねばことがまにあわぬ)
- 世間がうるさい(せけんがうるさい)
- 世間が狭い(せけんがせまい)
- 世間が広い(せけんがひろい)
- 世間知らずの高枕(せけんしらずのたかまくら)
- 世間の口に戸は立てられぬ(せけんのくちにとはたてられぬ)
- 世間は張り物(せけんははりもの)
- 世間は広いようで狭い(せけんはひろいようでせまい)
「至」を含むことわざ
- 愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
- 至れり尽くせり(いたれりつくせり)
- 汗顔の至り(かんがんのいたり)
- 事ここに至る(ことここにいたる)
- 至難の業(しなんのわざ)
- 霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
- 赤面の至り(せきめんのいたり)
- 冬至十日経てば阿呆でも知る(とうじとおかたてばあほうでもしる)
- 冬至冬中冬始め(とうじふゆなかふゆはじめ)
- 若気の至り(わかげのいたり)
「処」を含むことわざ
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
- 身首処を異にす(しんしゅところをことにす)
- 地獄も住み処(じごくもすみか)
- 終の住処(ついのすみか)
- 止め処が無い(とめどがない)
- 止め処無い(とめどない)
- 何処の馬の骨(どこのうまのほね)
- 何処を押せばそんな音が出る(どこをおせばそんなねがでる)
- 始めは処女の如く後は脱兎の如し(はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし)
- 目処が付く(めどがつく)
- 幽明処を隔つ(ゆうめいところをへだつ)
- 陽気発する処、金石も亦透る(ようきはっするところ、きんせきもまたとおる)
「青」を含むことわざ
- 青い鳥(あおいとり)
- 青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
- 青くなる(あおくなる)
- 青写真を描く(あおじゃしんをえがく)
- 青筋を立てる(あおすじをたてる)
- 青田買い(あおたがい)
- 青菜に塩(あおなにしお)
- 青二才(あおにさい)
- 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 尻が青い(しりがあおい)
- 青雲の志(せいうんのこころざし)
- 青眼(せいがん)
- 青天の霹靂(せいてんのへきれき)
- 橙が赤くなれば医者の顔が青くなる(だいだいがあかくなればいしゃのかおがあおくなる)
- 地球は青かった(ちきゅうはあおかった)
- 隣の芝生は青い(となりのしばふはあおい)
- 目には青葉、山時鳥、初鰹(めにはあおば、やまほととぎす、はつがつお)
「山」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
- 何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
- 一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
- 一目山随徳寺(いちもくさんずいとくじ)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 驚き、桃の木、山椒の木(おどろき、もものき、さんしょのき)
- お山の大将(おやまのたいしょう)
- お山の大将俺一人(おやまのたいしょうおれひとり)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 片山曇れば片山日照る(かたやまくもればかたやまひてる)
- 蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)
- 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
- 来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
- 玉山崩る(ぎょくざんくずる)
- 国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 葷酒、山門に入るを許さず(くんしゅ、さんもんにいるをゆるさず)
- 愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
- 恋の山には孔子の倒れ(こいのやまにはくじのたおれ)
- 高山の巓には美木なし(こうざんのいただきにはびぼくなし)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
- 山賊の罪を海賊があげる(さんぞくのつみをかいぞくがあげる)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)