画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる
ことわざ「画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる」の意味・読み方を解説します。
画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる
がこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる
| 言葉 | 画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる |
|---|---|
| 読み方 | がこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる |
| 意味 | 「絵かきが、闘っている牛の尾の様子を描きまちがえ、牛の世話をする少年に笑われる」が文字どおりの意味で、実物をよく確かめないで描いたり作ったりすると、つまらないしくじりを招くという教え。
さらに、学問を積んでいない人でも、毎日その仕事にかかわる人はその道に通じているから、その人の言葉には素直に耳を貸すべきだ、という心得としても用いる。 中国・北宋の文人、蘇軾が書きとめた話による。ある人が大事にしていた名高い牛の絵を、牧童(牛飼いの少年)が見て、「牛は角に力をこめて闘うので、尾は後ろ足の間に挟みこむ。この絵の牛は尾を振っていておかしい」と手をたたいて笑ったという。持ち主も笑って、そのとおりだと認めた。 趣旨の似た言葉に餅は餅屋がある。 |
| 例文 | 図鑑だけを見て描いた魚の絵を、漁師の祖父に「ひれの付き方がおかしい」と笑われた。画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わるの言うとおりだと思い知った。 |
| 出典 | 蘇軾「書戴嵩画牛」 |
| 場面 | 牛 / 失敗 / 技術 |
| 使用漢字 | 画 / 工 / 闘 / 牛 / 尾 / 誤 / 牧 / 童 / 笑 |
「画」を含むことわざ
- 脂に画き、氷に鏤む(あぶらにえがき、こおりにちりばむ)
- 一線を画す(いっせんをかくす)
- 画餅(がべい)
- 画餅に帰す(がべいにきす)
- 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
- 新紀元を画する(しんきげんをかくする)
- 虎を画きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす)
- 蛇を画きて足を添う(へびをえがきてあしをそう)
- 竜を画いて狗に類す(りゅうをえがいていぬにるいす)
- 老妻は紙に画きて棊局を為る(ろうさいはかみにえがきてききょくをつくる)
「工」を含むことわざ
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 杞梓連抱にして数尺の朽有るも良工は棄てず(きしれんぽうにしてすうせきのくちあるもりょうこうはすてず)
- 細工は流流、仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ)
- 細工貧乏人宝(さいくびんぼうひとだから)
- 大匠は拙工の為に縄墨を改廃せず(たいしょうはせっこうのためにじょうぼくをかいはいせず)
- 大工の掘っ立て(だいくのほったて)
- 八細工七貧乏(はちざいくしちびんぼう)
- 法師の櫛工(ほうしのくしだくみ)
- 物言わずの早細工(ものいわずのはやざいく)
- 良工は材を択ばず(りょうこうはざいをえらばず)
「闘」を含むことわざ
- 画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる(がこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる)
- 大勇は闘わず(たいゆうはたたかわず)
- 闘う雀、人を恐れず(たたかうすずめ、ひとをおそれず)
- 両虎相闘えば勢い倶に生きず(りょうこあいたたかえばいきおいともにいきず)
「牛」を含むことわざ
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛売って牛にならず(うしうってうしにならず)
- 牛追い牛に追われる(うしおいうしにおわれる)
- 牛つかむばかりの暗がり(うしつかむばかりのくらがり)
- 牛に経文(うしにきょうもん)
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 牛に乗って牛を尋ねる(うしにのってうしをたずねる)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
「尾」を含むことわざ
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 犬の尾を食うて回る(いぬのおをくうてまわる)
- 鰯の頭をせんより鯛の尾に付け(いわしのかしらをせんよりたいのおにつけ)
- 尾に鰭付ける(おにひれつける)
- 尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
- 尾鰭が付く(おひれがつく)
- 尾鰭を付ける(おひれをつける)
「誤」を含むことわざ
- 画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる(がこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる)
- 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る(がんこはがしせず、じゅかんはおおくみをあやまる)
- 弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 魯魚の誤り(ろぎょのあやまり)
「牧」を含むことわざ
- 画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる(がこうとうぎゅうのおをあやまってぼくどうにわらわる)
「童」を含むことわざ
- 井戸の端の童(いどのはたのわらべ)
- 陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)
- 陸へあがった河童(おかへあがったかっぱ)
- 河童に塩を誂える(かっぱにしおをあつらえる)
- 河童に水練(かっぱにすいれん)
- 河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
- 十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)
- 屁の河童(へのかっぱ)
